五輪組織委 12日合同懇談会開催、冒頭で森会長が辞任表明へ

[ 2021年2月12日 05:30 ]

東京五輪・パラリンピック組織委員会 森喜朗会長辞任 後任に川淵三郎氏決定的

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長
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 東京五輪・パラリンピック大会組織委は12日、森会長の発言を受けて評議員・理事らによる合同懇談会を開催する。冒頭で森会長が辞任を表明する見込みで、その後、男女共同参画に関する取り組みについて意見を交わす予定だ。多くの意見を集めるためリモートでの参加も受け付ける。

 「懇談会」の名称どおり退任を決議するような形式ではなく、意見交換で森会長へ厳しい意見が多く出ても続投を前提に話が進むものとみられていたが、辞任により今後の対応が話題の中心となりそうだ。懇談会後には記者会見が予定されているが登壇者は未定となっている。

 ▼組織委の規定 会長は理事の互選で選ばれ、理事会が選定および解職を決めることができる。理事会は会長が招集するが、会長不在ではあらかじめ定めた順序により他の理事が招集。また、理事と監事全員が同意すれば、手続きを経ないで理事会を開催できる。決議は特定の利害関係がある理事を除く過半数の出席と、その過半数で成立。理事全員が書面などで同意の意思表示をした場合は決議とみなすこともできる。

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