日本一曲がらない男 稲森佑貴 ドライバーレッスン【第6回 曲げないためのアドレスの作り方】

[ 2021年2月12日 12:00 ]

アドレスについて解説をする稲森佑貴プロ(左)
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 第6回のテーマは、曲げないためのアドレスです。稲森佑貴プロによれば、アドレスの形だけでなく、どのようにアドレスをつくるのか、その手順も大切だと言います。ある意味、アドレスの段階でボールの方向性が決まるともいえるので、しっかりと身につけましょう。進行役は萩原菜乃花さんです。

 萩原 スイングの基本とも言えるアドレスですが、稲森プロはどのように構えていますか?

 稲森 アドレスについて説明する前に、アドレスへの入り方について説明しておきましょう。最初にボールを見たときに、どこへボールを落とすべきかを考えます。左右どちらのサイドが危ないのか、自分の球筋だとどこへ打ち出せばいいのかなどを確認し、ボールが飛んで行く弾道をしっかりとイメージします。恥ずかしがらずに、指でそのラインをなぞる仕草をすると、より打ちたい弾道を頭にインプットできるのでお勧めです。その球筋を打つために適した位置にボールをティーアップしたら、飛球線後方に立ち、ボールの40センチぐらい先に目
印を見つけます。あとはその目印に対して体のラインをスクエアに合わせます。

 萩原 目標はフェアウエー上に設定しますか?

 稲森 広いホールならそれで構いませんが、狭いホールのときはあえて空中に目標を見つけます。上空を見たほうが広く感じるからです。そこから真下に視点を下ろし、あそこに打てばいいと判断します。

 萩原 メンタル的にもフェアウエーが狭く感じるとスムーズにクラブを振れないことが多いですからね。

 稲森 ちょっとした工夫だと思います。目標が決まったら、いよいよアドレスに入りますが、大切なのは手順です。アベレージゴルファーの多くは、スタンスの向きを気にすると思いますが、できれば肩のラインを飛球線に対してスクエアに合わせることから始めましょう。左肩が目標を向いているのかどうかをまず確認します。

 萩原 なぜ肩のラインからなのでしょう?

 稲森 誤差が生まれにくいからです。例えば、スタンスから決める場合、自分ではスクエアに構えたつもりでも、実際はオープンやクローズになっていることがあります。その状態で肩のラインをスクエアに合わせると、スタンスのラインと交差します。その誤差によって、自分がどこを向いて構えているのか分からなくなってしまうのです。

 萩原 それを防ぐためにも肩のラインから先に合わせるわけですね?

 稲森 最初は足を閉じ気味にしたほうがいいでしょう。肩のラインをスクエアに合わせてから、スタンスが肩のラインと平行になるように足を広げます。

 萩原 他に注意ポイントはありますか?

 稲森 ボールの先に目印を見つけたら、そこばかりを見るよりは、アドレスした後、ボールから飛球線に沿って目線を上げていきましょう。最終落下地点を頭に入れておき、そのためにはどこにボールを打ち出し、どのような球筋でそこにボールを落とすのか、もう一度イメージします。それからスイングに入ると、イメージ通りの弾道で打てる確率がアップします。

(取材協力=東京・GMG八王子ゴルフ場)


 ◆稲森 佑貴(いなもり・ゆうき) 1994年(平6)10月2日生まれ、鹿児島県出身の26歳。父・兼隆さんの影響で6歳でゴルフを始め、鹿児島城西高2年時の11年プロテストに合格。14年に出場7試合で賞金シードを獲得。18年国内最高峰の日本オープンでツアー初V。20年同大会で2勝目。得意クラブは1W。15年から5年連続でフェアウエーキープ率1位。1メートル69、68キロ。

 ◆萩原 菜乃花(はぎわら・なのか) 1996年(平8)3月19日生まれ、神奈川県横浜市出身の24歳。9歳でゴルフを始め日大高、日大時代はゴルフ部に所属。ベストスコアは75。現在はフリーアナウンサーとして、ゴルフ媒体や競輪番組などで活躍中。1メートル57。

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