森喜朗氏“老人蔑視”に怒り「老人が悪いかのような表現は極めて不愉快」

[ 2021年2月12日 15:26 ]

東京五輪・パラリンピック組織委の理事会と評議員会の合同懇談会で、辞任を表明する森喜朗会長(中央) (代表撮影)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は12日、理事会と評議員会の合同懇談会に出席し、会の冒頭で正式に辞意を表明した。

 森氏は3日、日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言。女性蔑視と取られて国内外で大炎上し、4日に謝罪、撤回したが、批判は収まらなかった。

 11日には国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長、コーツ副会長、組織委の武藤事務総長と電話会談を行い、IOCに辞意を伝えた。IOC側からは「ここまでよくやってくれた。これはまさに東京2020の大きな成果だ」と評価されたという。

 「この後、遅滞のないよう運営していかないといけない」とし、「誰かが老害、老害と言いましたけど、年寄りは下がれ、はいい言葉じゃない。いろんな言葉があるけど、老人もやっぱり日本、世界のために頑張っている。老人が悪いかのような表現は極めて不愉快な話。しかし、そんな愚痴を言っていてもしようがない」と続けていた。

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