森喜朗氏、正式に辞意表明「五輪開催へ私が妨げになってはならない」組織委懇談会で

[ 2021年2月12日 15:00 ]

東京五輪・パラリンピック組織委の評議員会と理事会の合同懇談会で、辞任を表明する森喜朗会長(代表撮影)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は12日、理事会と評議員会の合同懇談会に出席し、会の冒頭で「会長を辞任いたそうと思っています」と正式に辞意を表明した。

 「私の不適切な発言が原因で大変混乱させてしまった。多くの皆様方に御迷惑をお掛けしてしまったことを誠に申し訳なく思っています。既に報道されていますとおり、今日をもって会長を辞任をいたそうと思っています。大事なことはオリンピックを7月に開催するということ。オリンピックを開催するための準備に、私がいることが妨げになってはならない」と述べた。

 森氏は3日、日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言。女性蔑視と取られて国内外で大炎上し、4日に謝罪、撤回したが、批判は収まらなかった。

 国際オリンピック委員会(IOC)も一度は“不問”としながら、9日になって「(発言は)完全に不適切」と手のひらを返した。スポンサーからの反発も相次ぎ、森氏は11日に会長辞任の意向を固めていた。

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