森喜朗氏「女性のみなさんをできるだけ称えてきた」組織委懇談会で

[ 2021年2月12日 15:20 ]

東京五輪・パラリンピック組織委の理事会と評議員会の合同懇談会で、辞任を表明する森喜朗会長(中央) (代表撮影)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は12日、理事会と評議員会の合同懇談会に出席し、会の冒頭で正式に辞意を表明した。

 森氏は3日、日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言。女性蔑視と取られて国内外で大炎上し、4日に謝罪、撤回したが、批判は収まらなかった。

 この発言について、この日、「(五輪を)開催するという強い方針で準備を進めていた矢先、そういう中で会長である私が余計なことを申し上げたのか、これは解釈の仕方だと思うが、そういうとまた悪口をかかれますけども。多少、意図的な報道があったんだろうと思う。女性蔑視なんていうことを言われて。私は組織委員会に入ってから、女性のみなさんをできるだけ称えてきたし、男性よりも余計女性のみなさんに発言してもらえるように、絶えず進めてきた。なかなかお手を挙げてお話にならない時がたくさんありましたけれども、あえてお名前まで申し上げて『谷本さんどうですか』とか言って、お誘いをして女性のみなさんによく話をしていただいたと思っている」とした。

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