五輪への米選手派遣判断「しばらく先」、コロナ感染状況慎重見極め

[ 2021年2月12日 05:30 ]

国立競技場
Photo By スポニチ

 米国務省のプライス報道官は10日の記者会見で、東京五輪への米選手団参加について「まだ五輪はしばらく先だ」と述べ、新型コロナウイルスの感染状況を慎重に見極める考えを示した。選手派遣は米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)が最終判断するとの従来の立場も繰り返した。

 プライス氏は「USOPCが日本の状況を注視している」とした上で「米政府とUSOPCの利益は一致している」と強調。「米選手団の国際舞台での活躍を望んでいるが、選手の健康と安全が最優先だ」と語った。

 東京五輪を巡っては、バイデン大統領が7日に「安全に開催できるかどうか科学に基づき判断すべきだ」と発言。米国は今夏の開催や選手派遣の是非について明言を避ける状況が続いている。五輪開催については、最大規模の選手を派遣し、大手スポンサーを持つ米国の意向も大きな影響力を持つ。

続きを表示

2021年2月12日のニュース