東芝が5カ月ぶり全体練習再開 共同主将の徳永「背中に星を刻む」

[ 2020年9月14日 20:08 ]

全体練習再開初日に右目を腫らせた東芝共同主将の徳永祥尭
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 ラグビートップリーグ(TL)の東芝が14日、東京都府中市のグラウンドで、約5カ月ぶりに全体練習を再開した。新リーグ移行に伴い、現行では最後となる来年1月開幕予定の新シーズンで、09~10年シーズン以来の頂点を目指す。

 練習にはリーチら治療中の選手やケガ人のほか、一部外国人選手を除く全員が参加。約1時間半、さっそく激しく体をぶつけ合い、19年W杯日本代表で共同主将のフランカー徳永祥尭は、右目を赤く腫らすほどだった。今後は段階を踏んで練習強度を上げ、11月以降には練習試合や合宿も計画。ニュージーランド出身のトッド・ブラックアダー・ヘッドコーチはすでに入国しており、2週間の隔離期間が明けた後の、今月18日の合流を予定しているという。

 練習後に取材に応じた徳永は、「いい雰囲気だった。みんな元気。特に若手が声を出して引っ張ってくれた」と振り返った。SH小川高広と共同主将を務めるのは2シーズン目となるが、「ありがたいことに東芝には主将経験を積んだ選手がたくさんいる。僕は裏方ではないが、みんながレベルアップできる環境を作りたい」と話した。リハビリ中で全体練習には参加しなかった小川も「昨シーズン積み上げたものを、さらに大きくしていきたい」と抱負を述べた。

 TL創設期に3連覇を果たすなど栄華を極めた東芝も、新型コロナウイルスの影響で打ち切りとなった昨季を含む過去10シーズンはタイトルを獲得できていない。「最後のトップリーグになる。背中に(優勝を意味する)星を刻んで締めくくれるようにしたい」と徳永。かつての常勝軍団復活へ、一丸となって4カ月後の開幕へ着々と臨戦態勢を整える。

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2020年9月14日のニュース