ブレイディーの新天地初戦は黒星 痛恨のインターセプト2回 古巣ペイトリオッツは勝利

[ 2020年9月14日 12:34 ]

新天地初戦で敗れたバッカニアーズのQBブレイディー(AP)
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 NFLは13日に各地で開幕週2日目の13試合を行い、ペイトリオッツで6度のスーパーボウル制覇を達成したQBトム・ブレイディー(43)が、バッカニアーズの一員として敵地ニューオーリンズ(ルイジアナ州)でのセインツ戦に先発。20季在籍した古巣を離れたブレイディーは新天地最初のドライブで自身による2ヤードのTDランにつなげたが、チームは23―34(前半7―17)で敗れた。

 バッカニアーズでも背番号12をつけているブレイディーは、パスを36回中23回通して239ヤードと2TDをマークしたがインターセプトも2回。「手痛いターンオーバーだった。自分がもっといい仕事をしなくてはいけない」とブレイディーは反省しきりだった。一方、同じ40代のQB、セインツのドリュー・ブリーズ(41)はインターセプトされることなしに30回中18回のパスを成功。160ヤードと2TDを稼ぎ、ホームでの開幕戦でチームに白星を呼び込んだ。

 ブレイディーが退団したあとペイトリオッツは、パンサーズで2015年シーズンのMVPに輝いてスーパーボウルにも出場したQBキャム・ニュートン(31)を獲得。地元フォックスボロ(マサチューセッツ州)での開幕戦では、そのニュートンが得意のランで2つのTDを稼ぎ、21―11(前半7―3)でドルフィンズを退けて「ブレイディー不在」となった一戦で勝利を収めた。

 昨季のスーパーボウルに進出した49ersは20―24(前半13―10)でカージナルスに敗れてホーム開幕戦では黒星。一昨年のスーパーボウルでペイトリオッツに敗れているラムズは、地元ロサンゼルスで20―17(前半13―14)でカウボーイズに競り勝ち、新設のソーファイ・スタジアムでの初戦を白星で飾った。

 人種差別問題からレッドスキンズという名称を廃止した「ワシントン・フットボール・チーム(今季限りの仮称)」は地元ランドーバー(メリーランド州)でイーグルスに27―17(前半7―17)で逆転勝ち。本拠地をオークランド(カリフォルニア州)からラスベガス(ネバダ州)に移したレイダースも、敵地シャーロット(ノースカロライナ州)でパンサーズに34―30(前半17―15)で競り勝って幸先のいいスタートを切った。

 <開幕週2日目の成績>

シーホークス38―25*ファルコンズ
*ビルズ27―17ジェッツ
ベアーズ27―23*ライオンズ
パッカーズ43―34*バイキングス
*ペイトリオッツ21―11ドルフィンズ
*ワシントンFC27―17イーグルス
レイダース34―30*パンサーズ
*ジャガーズ27―20コルツ
*レイブンズ38―6ブラウンズ
チャージャーズ16―13*ベンガルズ
*セインツ34―23バッカニアーズ
カージナルス24―20*49ers
*ラムズ20―17カウボーイズ

 *はホームチーム

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