中島イシレリ母校の流通経大が1敗キープ 「yeaboii」で応援も 関東大学ラグビー

[ 2019年11月9日 18:38 ]

ラグビー関東大学リーグ戦1部   流通経大22―21大東大 ( 2019年11月9日    秩父宮 )

1点差で逃げ切り、喜びを爆発させる流通経大のフィフティーン(白ジャージー)
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 流通経大が大東大を1点差でしのぎきり、今季4勝目(1敗)を挙げた。5季ぶり4度目の優勝の可能性を残し、16日には5戦全勝の東海大と対戦する。

 試合は今春にスクラムハーフからウイングに転向した横瀬慎太郎(4年)の3トライなどでリードし終盤へ。後半28分に1点差に迫られ、終了間際は自陣ゴール前に釘付けとなったが、FWで打開策がなくなった相手がバックスにボールを回したところでインターセプトに成功し、外に蹴り出しノーサイド。内山達二監督は「1点差だが、素晴らしい勝利だったと思う」と選手を称えた。

 流通経大は2日に閉幕したW杯日本代表のプロップ中島イシレリ(神戸製鋼)の出身大。12日にはW杯後では初めて、大先輩の訪問を受ける予定で、「中学生の時、(在学中の)中島さんの試合を応援に行っていた」という横瀬も、金髪ひょうきんキャラクターの大先輩との再会を心待ちにした。

 “W杯効果”はメンバー外部員の応援にも表れた。応援ソングには中島の口癖「yeaboii(イヤボイ)」を取り入れ、勝利が確定すると日本代表のチームソング「ビクトリー・ロード」を大合唱。学生らしいノリの良さに、周囲の観戦客からの注目も浴びた。内山監督は「応援組も“ONE TEAM”で盛り上げようとしてくれている。大学ラグビーならではの楽しみを感じてもらえれば」と目を細めた。

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2019年11月9日のニュース