日本、4強へ変幻戦法!ジョセフHC「我々が相手に何をするか楽しみ」

[ 2019年10月19日 05:30 ]

ラグビーW杯2019 準々決勝   日本―南アフリカ ( 2019年10月20日    味スタ )

南アフリカ戦のメンバーを発表するジョセフHC(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

 宿敵撃破へ、幻惑作戦だ。快進撃を続けるラグビー日本代表は18日、20日の準々決勝・南アフリカ戦(味スタ)のメンバー23人を発表した。都内で会見に臨んだジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(49)は、相手が仕掛けるFW勝負に対する戦術をあえて語らず。先発メンバーはサプライズなしの“ガチ布陣”だが、変幻自在の采配で史上初の4強を懸けた国民的一戦に挑む。 日程&結果

 さいは投げられた。ジョセフHCが会見場で名前を読み上げ、全てを託される桜の戦士23人が決まった。スタメン14人がスコットランド戦と同じ強力布陣。「やることを信じてやり切り、自信を持っている」。指揮官は自慢の選手たちを送り出す。

 では、どう戦うか。「1つ、明らかなことがある」。指揮官は切り出した。相手の先発FW3人が2メートル超。控えにも9月の対戦より1人多いFW6人が待機する。1次リーグ全27トライ中、約半数の13がモールトライ。手の内はお見通し。「フィジカルでダイレクトなアプローチで仕掛けてくる。日本にボールを渡し、FWのディフェンスで相手をつぶしてくる」。9月は7―41で大敗。今回も屈強なFWのフィジカル勝負を挑んでくる。

 指揮官はあえて扇動する。「我々はしっかり準備してきた。明確でないのは、我々が相手に何をするか。それが楽しみだ」。日本の強みは、戦術の幅の広さだ。例えば、ラインアウトでバックスへダイレクトパス。福岡、松島の“Wフェラーリ”のスピードに活路を見いだしてもいい。ベンチに待機するフィジカル自慢のファンデルヴァルト、マフィら含めFW陣で総力戦を挑む可能性もある。あらゆる戦術から最善の策を選択する。

 勝機は十分ある。チームルームにあるPC7台は少数のグループで常に埋め尽くされているという。緻密な分析が進んでいる証拠だ。リーチ主将は「週の初め、南アが凄く怖く見えた。でも、自分たちのプランを理解し、相手をどう崩すか考えたら凄くワクワクしてくる。怖さがなくなった」と不敵に笑った。

 これも運命の巡り合わせか。元ニュージーランド代表のFWだったジョセフHCは95年W杯で準優勝。戴冠目前の決勝で南アフリカに土を付けられた。「元ラガーマンとして最もリスペクトしていたチーム。長年のライバル。子供の頃から肌で感じていた」。勝負の鬼は別の形でリベンジに燃える。選手たちは前回W杯の番狂わせ再現を狙う。

 決戦まで、あと1日。指揮官に焦りはない。「ピークを早めに迎えないこと。あくまで日曜が試合。その日その日にやることを取り組ませ、日曜に爆発してもらいたい」。前人未到の4強、さらにその先へ――。ジャパンが誇る最高の準備は今、この瞬間も進んでいる。 

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「卓球」特集記事

2019年10月19日のニュース