マフィ、3戦ぶり復帰! 背番「20」で感謝のプレーを「日本のために絶対に勝つ」

[ 2019年10月19日 06:10 ]

ラグビーW杯2019 準々決勝   日本―南アフリカ ( 2019年10月20日    味スタ )

南アフリカ戦の意気込みを語るマフィ(撮影・吉田 剛)
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 14年8月23日のトップリーグデビュー戦、同11月1日の代表デビュー戦、そして15年9月19日、前回大会の南ア戦。節目の試合はいつも背番号20をつけていたNo・8アマナキ・レレイ・マフィ(29=NTTコム)が、前半に肋軟骨を痛めて途中交代したアイルランド戦以来、3戦ぶりに戻ってきた。 日程&結果

 「インパクトプレーヤーなので、後半からみんなを背中で引っ張って、エネルギーを出して、最後に勝つように僕たちが決めます」

 1年前は暗い闇の中にいた。レベルズ(オーストラリア)でプレーしていた昨年7月、同僚選手との暴行トラブルにより、ニュージーランド国内で一時身柄を拘束された。チームを解雇され、日本に戻った後も自宅謹慎。秋の代表招集は見送られ、2度目のW杯出場を諦めかけた時期もある。

 当時、第2子をおなかに宿していた妻あずささん(30)。5月まではレベルズ本拠のメルボルンで一緒に生活していたが、6月の代表戦に合わせて帰国。そばにいなかったことを何度も悔いた。「つらかった。今まで生きてきた中で、一番大変な時期だった。つらすぎて、あまり記憶がない」という中、忘れられない情景がある。自宅から見えるNTTコムの新グラウンド。チームメートの練習を、マフィは言葉も発さず、ただただ毎日見守ったという。「この姿は一生、忘れんとこうと思いました」。

 昨年11月7日、無事誕生した女の子に、あずささんは琉有奈(るあな)と命名した。ハワイ語で“落ち着き”や“くつろぎ”を意味する言葉。「それこそ、わが家に必要と思って」。マフィは同月末に公式戦復帰。W杯代表候補にも、今年3月に追加招集を受けた。「私たちにとってW杯に出られること自体、凄く大きなこと。ナキ(マフィの愛称)は感謝しながら、とてつもなく大きな決意を持っていると思います」。

 負ければ終わりのノックアウトステージ。もちろん、たった2試合で終わるつもりは毛頭ない。「本当に久しぶりの試合。絶対勝つように、日本のために、今までやったことのないパフォーマンスを、みんなの前で見せたいと思います」。決勝トライをアシストした4年前のように、ラッキーナンバーを背負ったマフィが感謝のプレーを体現する。 

 ▽15年W杯南アフリカ戦VTR 日本はFB五郎丸のPGで先制し、リーチがラインアウトモールからトライを取るなど当時世界ランク3位の相手に食い下がり、前半を10―12で折り返し。後半もPGやサインプレーからの五郎丸のトライで食らいつくと、3点を追うロスタイム、CTB立川からパスを受けたマフィが相手選手を引き付け、WTBヘスケスの逆転トライをアシスト。34―32で勝利した。

 ◆アマナキ・レレイ・マフィ 1990年1月11日生まれ、トンガ出身の29歳。5歳でラグビーを始め、10年に花園大に留学。14年にNTTコム入り。同年11月のマオリ・オールブラックス戦で代表デビューし、ルーマニア戦で初キャップを獲得。15年W杯は全4試合に出場して2トライを記録。16年に英バース、17、18年にレベルズでもプレーした。通算26キャップ。1メートル89、112キロ。ポジションはNo.8。

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