アルペンスキー 30歳王者のままヒルシャー引退

[ 2019年9月6日 05:30 ]

記者会見で現役引退を表明したアルペンスキーのマルセル・ヒルシャー
Photo By 共同

 アルペンスキーで平昌五輪2冠に輝いた30歳のマルセル・ヒルシャー(オーストリア)が4日、引退を表明した。昨季までW杯で個人総合8連覇を達成した第一人者は「まだレースに勝てると思えるときに、やめたかった」と、王者のまま現役生活に別れを告げた。

 平昌五輪では大回転とアルペン複合を制した。トップに立てなかった唯一ともいえる数字はW杯通算勝利。ヒルシャーは67勝で、史上最多のインゲマル・ステンマルク(スウェーデン)の86勝には届かなかった。掲げた目標はほとんど成し遂げたが、競技を続ける意欲の維持の難しさが、引退という決断につながった。

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2019年9月6日のニュース