都筑有夢路 日本女子初V“18歳シンデレラ”見えたCT昇格&五輪!

[ 2019年9月6日 05:30 ]

サーフィン アバンカ・ガリシアクラシックプロQS10000 ( 2019年9月4日    スペイン・バルドビニョ )

東京五輪出場に大きく前進した都筑
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 準々決勝以降が行われ、都筑有夢路(あむろ、18)が決勝でオーストラリア選手を破り優勝した。プロ最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)の来季昇格を争う予選シリーズ(QS)最高格の大会で、日本の女子選手が優勝するのは史上初の快挙。QSランキングでも56位からCT昇格圏の8位にジャンプアップし、日本女子初のCT昇格と東京五輪出場に大きく前進した。

 史上初の快挙で、日本女子初のCT昇格をグッと引き寄せた。優勝を決めた都筑=写真=は、海岸で見守った仲間らに迎えられると熱く抱擁。「興奮している。この喜びをどう表現したらいいか分からない」と夢見心地で語った。

 準々決勝は現CTライダーのブラジル選手と対戦。4本目に9・23点(10点満点)のハイスコアを叩き出して勝ち抜くと、決勝でも現CT選手を撃破。大会前のQSランキングは56位だったものの、すでにCTレベルの実力を備えていることを証明してみせた。

 QS10000は男子では現CT選手の五十嵐カノア、大原洋人が優勝しているが女子は昨年まで最高格だった6000の優勝者もいなかった。7日に宮崎で開幕する今年のワールドゲームズ(WSG、世界選手権に相当)の出場権は逃したが日本女子最高位で今季を終えれば来年のWSG出場権を獲得。そこで上位6人に入れば五輪出場が決まる。

 「この優勝はいろんな人に出会い、サポートしてもらったおかげ」と感謝した都筑。18歳のシンデレラガールがビッグウエーブに乗った。

 ◆都筑 有夢路(つづき・あむろ)2001年(平13)4月5日生まれ、神奈川県出身の18歳。サーファーの父親の影響で2歳上の兄とともにサーフィンを始める。16歳でプロに転向。今年5月の一宮千葉オープン(QS1000)でQS初優勝を果たした。1メートル58。

 ▽ワールドサーフリーグ(WSL)の大会システム 女子のCTは1大会17人で争われる。シーズン全大会に出場できるレギュラー選手は16人で、(1)前年のCT上位10人、(2)前年のQS上位6人(ただしCT上位10人と重複した場合は枠が繰り下がる)で構成され、残り1人は大会ごとに行われる予備戦でワイルドカードとなる。今大会のQS10000は男女通じて最高格付けの大会。女子では昨年まで6000が最高格で、10000は今シーズンから2大会が設定された。

 ▽東京五輪への道 出場枠は男女とも各20人で、1カ国あたりの最大出場者数は各2人まで。女子は(1)19年のCT上位8人、(2)20年のWSG上位6人、(3)19年のWSGの各大陸別最上位者4人、(4)19年のパンアメリカン大会の優勝者に加え、開催国枠として日本から必ず1人が選ばれる。同一国の選手が各選考基準を満たした場合のみ、1カ国から3人選ばれる可能性がある。

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