大関・高安 左肘負傷で秋場所を全休 九州場所は3度目カド番

[ 2019年9月6日 10:22 ]

高安
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 大相撲の大関・高安(29=田子ノ浦部屋)が左肘の負傷で秋場所(8日初日、両国国技館)を全休することになった。師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)が6日、明かした。高安は名古屋場所で左肘関節内側側副じん帯断裂により途中休場。この日まで相撲を取る稽古ができていなかった。高安は2場所連続6度目の休場。田子ノ浦親方は途中出場の可能性について「それは考えてない」と話しており、九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)は3度目のカド番となる。

 高安は左肘の負傷により夏巡業を全休した。8月31日の横綱審議委員会稽古総見ではぶつかり稽古で胸を出したが、この日まで相撲を取る稽古ができていなかった。取組編成会議前日の5日に田子ノ浦親方と話し合い、休場を決断した。田子ノ浦親方は「稽古ができていないので。まずは相撲を取れる体に戻さないと」と話した。場所後の秋巡業については「場所中の様子を見て」と話すにとどめた。

 右膝外側側副じん帯損傷により名古屋場所を全休して十両に転落した関取最年長の嘉風(37=尾車部屋)も初日から休場する。右膝の回復が遅れて稽古ができない状況で、全休なら幕下転落が確実となる。

 付け人の序二段力士への暴行により謹慎中の十両・貴ノ富士(22=千賀ノ浦部屋)を含め、十両以上の休場は3人となった。

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2019年9月6日のニュース