松島、守れるウイング!本職FBもジョセフHC適性評価

[ 2019年7月26日 05:30 ]

ラグビー パシフィックネーションズ2019日本ラウンド   日本―フィジー ( 2019年7月27日    釜石復興 )

WTBで先発の松島(左)は松田と並んで会見(撮影・中出健太郎)
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 日本ラグビー協会は25日、W杯イヤー初のテストマッチとなる27日のフィジー戦に臨む日本代表の登録メンバー23人を発表し、右ウイング(WTB)には松島幸太朗(26=サントリー)が選出された。16年以降ではチーム最多の11試合にフルバック(FB)で先発してきたが、タックルスキルやディフェンス能力を買われての起用。南アフリカ戦に勝利した15年W杯ではWTBで全4試合に先発した実力を発揮する。

 決して望んでいたポジションではないが、腹は決まった。盛岡市内で練習後、会見に臨んだ松島は「与えられたポジションでどれくらい自分の能力を出せるかを試されている。自分の持ち味を出せるか。プレッシャーと感じずに楽しみたい」と余裕すら感じさせる表情で語った。

 豊かなスピードと、群を抜く敏しょう性。プレーの自由度も高いFBこそ、最も生きる場所とのプライドはある。だがケガで不在だった昨秋、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)の考えは変化。松島よりも上背があり、ハイボールキャッチに優れるトゥポウ(コカ・コーラ)や山中(神戸製鋼)の台頭を許し、先の宮崎合宿では1カ月半を右ウイングで過ごした。

 決して定位置を追われたわけではない。キックでいったん相手にボールを与える現在の戦術では、ディフェンスの重要性が高い。15年W杯の南アフリカ戦では相手の決定機をつぶすタックルを見せ、他選手との連係能力に優れる松島が右端を守ることは、チームにとってはプラス。フィジーは特に個の能力が高いだけに、「隣と連係する。2人でタックルして、オフロード(タックルを受けながらのパス)をできないように」と語った。

 攻撃でも「ウイングなので、しっかりトライを取りたい。ボールをもらったらラインブレークを狙う」と宣言した松島。少年時代、学芸会ではとにかく目立たぬ役を好んだが、大好きなラグビーだけは別。日本代表に松島あり。W杯イヤーの初戦で世界へ発信する。 

 ◆松島 幸太朗(まつしま・こうたろう)1993年(平5)2月26日生まれ、南アフリカ・プレトリア出身の26歳。父がジンバブエ人で母が日本人。中2から日本で本格的にラグビーを始め、神奈川・桐蔭学園高3年時に全国大会優勝(東福岡と両校優勝)。南アで2年間プレーし、14年にサントリー加入。15年W杯出場など代表通算30キャップ。ポジションはWTB/FB。1メートル78、88キロ。

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