渡辺一平は銅メダル 男子200M平泳ぎで2大会連続表彰台 チュプコフが世界新で連覇

[ 2019年7月26日 21:36 ]

<世界水泳光州2019・競泳6日目>男子200メートル平泳ぎ決勝、懸命に泳ぐ渡辺(撮影・会津 智海)
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 水泳の世界選手権第15日は26日、韓国の光州で行われ、男子200メートル平泳ぎ決勝に世界記録保持者の渡辺一平(22=トヨタ自動車)が出場し2分06秒73で3位となり、前回17年のブダペスト大会に続く2大会連続の銅メダルとなった。優勝は前回大会覇者のアントン・チュプコフ(22=ロシア)で2分06秒12の世界新記録で連覇を果たした。

 渡辺は2分8秒04の全体6位で決勝に進出。2組でマシュー・ウィルソン(20=オーストラリア)が渡辺の持つ世界記録に並ぶ2分6秒67を記録したものの、渡辺は「世界タイ記録を出してくれてすがすがしい気持ち。これでチャレンジャーとして臨める。チュプコフ(ロシア)を含めて世界記録を狙える選手が何人もいる、今までにないハイレベルな戦いになる。楽しみたい」と決勝を見据えていた。

 世界記録更新と、瀬戸に続く金メダルでの東京五輪内定はお預けとなったが、今後に期待を持たせるウィルソン、チュプコフと互角のレースを展開した。

 ◆渡辺 一平(わたなべ・いっぺい)1997年(平9)3月18日生まれ、大分県津久見市出身の22歳。小学1年時に津久見JSCで水泳を始める。津久見第一中、佐伯鶴城高、早大を経て、今年度からトヨタ自動車入社。17年1月の東京都選手権の200メートル平泳ぎ決勝で、2分6秒67の世界記録。16年リオデジャネイロ五輪の同種目6位。家族は両親と姉3人。1メートル93、76キロ。足は30センチ。血液型A。

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