【林享の目】大也、見事な前半 磨き上げた得意のバタで400個メも獲れる

[ 2019年7月26日 08:47 ]

水泳 世界選手権第14日 ( 2019年7月25日    韓国・光州 )

男子200メートル個人メドレー決勝、懸命に泳ぐ瀬戸(撮影・会津 智海)
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 ライバルのケイリシュの調子がいまひとつだったこともあるが、瀬戸の強さは想像以上だった。勝因はなんといっても、前半100メートルのタイムが以前より1秒ほど速くなったこと。確かに、2番目の泳法=背泳ぎの29秒30は決勝8人で最も速く、トップに立つ要因となった。だが、最大の改善点は背泳ぎではなく、実は最初のバタフライだと思う。

 前日の200メートルバタフライで銀メダルを獲得した際にも指摘したが、最初の50メートルで楽に24秒台が出ている。この日も全体2位の24秒89で入ったが、パワーをセーブしながら泳げていた印象だ。だからこそ、その後にエネルギーを残せた。つまり、得意種目を磨いたことが、この日の優勝にもつながったといえる。

 残る400メートル個人メドレーも同様で、スタートのバタフライで楽にラップを刻めれば、2冠の可能性は高いと思う。そして、男子主将の快挙でチームに勢いがつくことも間違いない。世界記録保持者・渡辺一平の男子200メートル平泳ぎなど、残るレースが楽しみになってきた。(92年バルセロナ五輪100メートル平泳ぎ4位、東海学園大監督) 

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