大也、金で競泳陣五輪切符1号!200個人メドレー日本勢初頂点

[ 2019年7月26日 05:30 ]

水泳 世界選手権第14日 ( 2019年7月25日    韓国・光州 )

男子200メートル個人メドレー決勝、優勝し笑顔を見せる瀬戸(撮影・会津 智海)
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 男子200メートル個人メドレー決勝で、瀬戸大也(25=ANA)が1分56秒14で金メダルに輝いた。五輪、世界選手権を含め日本勢で初めてこの種目を制し、競泳陣の20年東京五輪代表決定第1号となった。世界選手権の金メダルは13、15年の400メートル個人メドレーに続いて3個目となり、北島康介に並ぶ日本最多タイ。28日の400メートル個人メドレーでの大会2冠とトリプルメダルに王手をかけた。

 電光掲示板を見た瀬戸は思わず「ワォ」と叫んだ。自己ベストを0秒55更新し、金メダルを獲得。競泳陣では東京五輪出場を一番乗りで決めた。取材エリアでは「ヤッター。最高ですね」とノリノリ。「前半からいくと決めていたので、ぶれずに、後半もビビらずにいけたことが勝因」と振り返った。昨秋からスタミナ強化のため、耐乳酸トレーニングの質と量をアップ。苦手なメニューだっただけに「去年から苦しんで頑張ってきたご褒美」と実感を込めた。

 日本勢は200メートル個人メドレーで五輪、世界選手権を通じて過去5個のメダルを獲得しているが、全て銀。今回が初の金だが「金メダルは予想していた。(ライバルは)皆調子が良くなさそうだったので、負ける気がしなかった」と言ってのけた。レース前から絶好調の感覚があったが、この種目で頂点を狙っていることは、周囲に隠した。13年バルセロナ大会の400メートル個人メドレーでもひそかに狙い、優勝。「自分、調子の良い時は隠すタイプです」と笑った。

 2月の近大合宿。昨夏のアジア大会で知り合った同大会女子200メートル個人メドレー覇者の金ソヨン(25=韓国)が同じ大阪府内で合宿していることをSNSで知り、合同合宿を提案して実現。水中のしなやかな泳ぎや、前半からの積極的レースなどを参考にした。貪欲に成長を求める姿勢は、6月に1歳となった娘・優羽ちゃんがお手本だ。生後4カ月から通う水泳教室では日に日にできることが増え、最近は歩く練習も開始。瀬戸は「人間が成長できることは子供に教わっている」と言う。

 次は2大会ぶり3度目の優勝を狙う“本職”の400メートル個人メドレー。日本男子の主将は「200メートルは体の大きい選手が有利な中で、勝てたのは自信になる。持久系の方が得意なので、勝ち癖をつけるためにも400メートルもしっかり決めたい」と力を込めた。狙うは自己ベストでの金メダルという、この日の再現。必ずもう一度、センターポールに日の丸を掲げる。

 ▽競泳の東京五輪への道 個人種目は今大会で金メダルを獲れば出場内定。その他の選手は来年4月の日本選手権が選考会となる。リレー種目は今大会12位以内で出場権を獲得。出場枠は16で、残り4カ国は19年3月1日~20年3月31日の成績によって決まる。

 ◆瀬戸 大也(せと・だいや)1994年(平6)5月24日生まれ、埼玉県出身の25歳。埼玉栄高―早大卒。5歳で水泳を始める。13、15年世界選手権で400メートル個人メドレー連覇。16年リオ五輪の同種目では銅メダルを獲得した。17年世界選手権は200メートルバタフライ、400メートル個人メドレーで3位。優佳夫人(24)は元飛び込み選手。1メートル74、75キロ。

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