陵侑 252メートル大飛躍、日本記録でW杯V締め 今季13勝

[ 2019年3月25日 05:30 ]

ノルディックスキー W杯ジャンプ男子個人最終第28戦 ( 2019年3月24日    スロベニア・プラニツァ ヒルサイズ=HS240メートル )

 W杯ジャンプ男子個人最終第28戦で優勝した小林陵(中央)
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 日本男子初の個人総合優勝を達成した小林陵侑(22=土屋ホーム)が合計464・9点で、歴代2位に並ぶシーズン13勝目を挙げた。1本目に自身の日本最長記録を4メートル更新する252メートルの大ジャンプで首位に立ち、2本目も230・5メートルで逃げ切った。シーズン21度の表彰台は史上単独2位で、記録ずくめのシーズンを締めくくった。

 今季の強さを象徴するビッグジャンプだった。小林陵の1本目はヒルサイズを12メートルも越え、21日の予選でマークした日本記録を自ら更新する252メートル。クラフト(オーストリア)の持つ世界記録253・5メートルに1・5メートルと迫り、会場をどよめかせた。「本当に飛び出しがうまくいった。下の風も良くて、凄く伸びた」。今季13勝目を決めると両手でスキーを突き上げ、派手なガッツポーズを披露した。

 「信じられない。ここまで集中して、ジャンプのパフォーマンスをできると思っていなかった。よく頑張ったなという気持ち」。昨年2月の平昌五輪団体でノルウェーに初優勝をもたらしたヨハンソンをヒントに助走姿勢を低くするなど、今季は技術面が安定。昨年11月のW杯初勝利で自信をつかむと、史上3人目のジャンプ週間全勝優勝、男子最多タイのW杯6連勝、歴代2位タイのシーズン13勝と一気に突っ走った。

 表彰式では、個人総合王者の証であるクリスタルトロフィーを掲げ、「本当に憧れていたのでうれしい。最初から最後までレベルが高いところで戦えてよかった」と喜びをかみしめた。まだW杯参戦3年目。来季には、所属先の監督でもある葛西紀明(土屋ホーム)が持つ日本男子の最多記録、W杯通算17勝の更新も期待できそうだ。

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