IOC渡辺委員 JOC会長後任条件は「高潔性」

[ 2019年3月22日 05:30 ]

FISE広島大会開催をアピールする(左から)BMXの大池水杜、片桐光紗季、スケートボードの池田大亮、パルクールのZEN、日本アーバンスポーツ支援協議会の渡辺守成会長、ボルダリングの杉村紗恵子、アグレッシブインラインの安床武士、ブレークダンスのShigekix
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 国際オリンピック委員会(IOC)委員を務める渡辺守成・国際体操連盟会長が21日、6月で退任する日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長の後任の条件に「最優先されるのはインテグリティー(高潔性)」との考えを示した。

 渡辺会長は東京・渋谷で、アーバンスポーツの祭典「FISE広島大会」(4月19~21日)の出場選手発表イベントに出席。20年東京五輪招致疑惑でフランス当局の捜査対象となっている竹田会長の退任について「非常に無念。功績は素晴らしいが、致し方ない」と語り、「スポーツ界はインテグリティーが低下している。国民の期待に応えられる、インテグリティーの高い人が好ましい」と指摘した。竹田会長退任で日本からのIOC委員は1人だけとなり「責任を感じる」と話した。

 《アーバンスポーツFISE広島大会 渡辺会長の目標「渋谷ジャック」》2年連続開催となるFISE広島大会には、東京五輪の新種目スケートボードの池田大亮、24年パリ五輪の追加種目候補ブレークダンスのShigekix(半井重幸)らの出場が発表された。昨年は約8万6000人が来場したが、日本アーバンスポーツ支援協議会の会長も務める渡辺会長は「今年は20万人」と目標を設定。「いずれは渋谷のスクランブル交差点でやって109をボルダリングで登っていきたい。いつか渋谷をジャックする」とぶち上げた。

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2019年3月22日のニュース