宇野、堅実6位発進 四大陸選手権Vで殻破り求めるは「結果」

[ 2019年3月22日 05:30 ]

フィギュアスケート 世界選手権第2日 ( 2019年3月21日    さいたま市・さいたまスーパーアリーナ )

演技を終えた宇野は舌を出し苦笑い(撮影・長久保 豊)
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 男子ショートプログラムで宇野昌磨(21=トヨタ自動車)が91・40点の6位と出遅れた。

 冒頭の4回転フリップでコース取りを誤り「壁が近くなった」と失敗。続く4回転トーループ―3回転トーループは、「これ以上失敗できない」と3回転を2回転に落とした。

 「逃げたという言葉がふさわしいかもしれない。でも、僕は先を見ました」

 2月の四大陸選手権(米国)で優勝を果たした。昨年の平昌五輪を含め、シニアの主要国際大会は6戦連続で銀メダル続きだったが、一つ殻を破った。

 この世界選手権で求めるのは、「自分の満足より結果」。大会前からそう公言してきた。だから、2連続ジャンプの構成を瞬時に落としたのは、逃げたのではない。傷口を広げないための堅実な作戦。あす23日のフリーへ、決意を固めた。

 「SPのように無難な演技をしても勝てない。最後は攻めなければと思っている」と4回転ジャンプを4本入れる構成が濃厚だ。フリーの世界最高得点記録保持者(197・36点)。首位チェンとの間にある大きな大きな16点差を追って、勝負に出る。 

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