男子バスケNCAAトーナメント ゴンザガ大が初戦を突破 八村は21得点

[ 2019年3月22日 10:56 ]

チームを引っ張った八村塁(AP)
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 男子バスケのNCAAトーナメント(全米大学選手権=参加68校)は21日に各地で1回戦の16試合が行われ、西部地区第1シードのゴンザガ大(ワシントン州)は「ファースト4」として勝ち上がってきた最下位シードのフェアリー・ディッキンソン大(ニュージャージー州)を87―49(前半53―17)で下して11年連続で初戦を突破。23日の2回戦に駒を進めた。

 ゴンザガ大は前半終盤に連続19点。38点差の勝利はNCAAトーナメントではチーム史上最大となった。

 ジェームズ・ネイスミス賞とジョン・ウッデン賞の両シーズンMVPの最終候補に残っている八村塁(3年)は25分の出場で、チーム最多の21得点をマーク。フィールドゴール(FG)は15本8本、フリースロー(FT)は5本すべて成功させ、8リバウンドも記録した。

 八村は前半に相手の得点源でもあるガードのダーネル・エッジ(4年)が試みたカットインからのレイアップをブロック。好守両面で存在感を示した。

 ノースイースト・カンファレンスを制して“全米切符”を獲得し、初戦でプレイリー・ビューA&M(テキサス州)を82―76で下したフェアリー・ディッキンソン大はレギュラーシーズン終盤から続いていた連勝が9でストップ。今季21勝14敗で全日程を終えた。

 ゴンザガ大と同じ西部地区では第12シードのマーリー州立大(ケンタッキー州)が第5シードのマーケット大(ウィスコンシン州)を83―64(前半42―35)で撃破。八村同様にネイスミス賞のファイナリスト4人の中に残ったガードのジャー・モラント(2年)が17得点、11リバウンド、16アシストを稼いで勝利に貢献した。

 2年生のモラントのトリプルダブルは通算8回目で今季3回目。NCAAトーナメントでは2012年のドレイモンド・グリーン(ミシガン州立大→現NBAウォリアーズ)以来、7年ぶり史上9回目の出来事となった。

 ウエストコースト・カンファレンス(WCC)のカンファレンス・トーナメント決勝でゴンザガ大を下して優勝したセントメリーズ大は南部地区の第11シードとして、第6シードで前年の全米王者でもあるビラノバ大と対戦。善戦したものの57―61(前半30―28)で敗れて初戦で姿を消した。

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