田中 初の五輪は19位「悔しい」も「今の私の力は発揮できた」

[ 2016年8月15日 00:36 ]

女子マラソン 9キロ付近を走る田中智美(手前左)、福士加代子(その右)、伊藤舞(奥中央)

リオデジャネイロ五輪・女子マラソン

(8月14日 「サンボドロモ」を発着・市街地周回コース)
 初の五輪マラソンを2時間31分12秒の19位で終えた田中智美(28=第一生命)は「みなさんの期待に応えられなかったのは悔しいです」としながらも「元気に走りきれたので、感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。

 9キロ付近で先頭集団から脱落、順位を伸ばすことはできなかったが、後退せずに粘りの走りを見せた。14年には横浜国際で優勝しながら、翌年の北京世界選手権に積極性がないと指摘されて代表から漏れた。それでも厳しい練習の末、今年3月の名古屋ウィメンズで日本人トップの2着に入り、文句なしで五輪切符を獲得。

 夢舞台は「ペースのアップダウンが多くて難しいレースだった。金メダルでなかったのは悔しいですが、最高の42・195キロでした。もっと粘りたかったですけど、今の私の力は発揮できました」と表情は晴れやかだった。

 ▼46位・伊藤舞の話 しっかり準備をして自分の持っている力を出すのが目標だったが、できなかった。でも、目標だった舞台に立つことが出来てよかった。結構速い段階からきつくなってしまって、持ち味の粘り強さを生かすことが出来なかった。また頑張りたい。(準備期間が1年と長かったのは)問題はなかった。

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