ケンブリッジ&山県、日本勢84年ぶり決勝進出ならず「これが今の実力」

[ 2016年8月15日 09:18 ]

男子100メートル準決勝3組はガトリンが優勝。7レーンのケンブリッジ飛鳥は7位に終わった(AP)

リオデジャネイロ五輪 陸上男子100メートル

(8月14日)
 陸上男子100メートル準決勝が行われ、山県亮太(24=セイコーホールディングス)は10秒05の2組5位、ケンブリッジ飛鳥(23=ドーム)は10秒17の3組7位でともに日本勢84年ぶりとなる決勝進出はならなかった。3連覇を狙う世界記録保持者のウサイン・ボルト(29=ジャマイカ)は山県と同じ2組で、9秒86の1位で突破した。

 2大会連続の準決勝となった山県は、フライングでバーレーン選手が失格となるアクシデントにも動じず、スタートから好反応。大舞台で自己ベストとなる10秒05をマークしたが、ボルトら世界の壁に阻まれた。レース後は「決勝を目標にしてやってきたので手放しでは喜べないが、自己ベストを出せて自信になった。自分のレースはできた」と複雑な表情だった。

 ガトリン(米国)と同組だったケンブリッジはスタートで出遅れて予選の10秒13を下回る10秒17で7位。「もうちょっとやれるかなと思っていたのでちょっと悔しい。硬くなって予選よりタイムを落としてしまった。これが今の実力かなと思う。目標は(決勝を含めて)3本だったので残念でした」と振り返った。

 ▽決勝進出の条件 各組2位までが無条件で進出。各組3位以下の中からタイムがいい2選手も準決勝を突破する。

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