錦織 苦しみながらナダル撃破「日本の為に頑張るのは心地よかった」

[ 2016年8月15日 04:55 ]

銅メダルを決めた錦織はガッツポーズ

リオデジャネイロ五輪テニス

(8月14日 五輪テニスセンター)
 男子シングルスの3位決定戦が行われ、第4シードで世界ランキング7位の錦織圭(26=日清食品)は第3シードで世界5位のラファエル・ナダル(30=スペイン)をフルセットに6―2、6―7、6―3で下し、銅メダルを獲得。日本勢としては五輪で96年ぶりのメダルを手にした。

 第1セットを先取し、第2セットも2アップとリードしながらフルセットにもつれる激闘。錦織は「凄く苦しい場面が何回かあって、2セット目は取りきれなくて…。最後は思いっきり力を振り絞った勝利だったので、銅メダルも嬉しいですし、タフな試合を競り勝ったのが凄く経験値としていいものになったと思います」と勝利を喜んだ。

 第2セットは、あと一歩のところで勝利を掴みきれずナダルにセットを奪われた。苦しい展開になったが「やるせないというか、何度も(気持ちが)落ちかけたが、ファイナルでいつも粘って勝っているので、なるべく2セット目のことを忘れてプレーしました」と気持ちの切り換えが第3セットの好プレーに繋がったと明かした。

 準決勝で敗れ、3位決定戦でつかんだ96年ぶりのメダルについて「気持ちの整理は難しかったですけど、気持ちをしっかり切り換えました」とコメント。五輪の舞台は「楽しかった。日本の為に頑張るのは心地よかった」と充実した表情で語った。

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