笠りつ子 故郷・熊本に届ける 今季初V「家建て直したい」

[ 2016年8月15日 05:30 ]

NEC女子ゴルフ最終日 通算13アンダーで今季初優勝した笠りつ子

女子ゴルフツアー・NEC軽井沢72 最終日

(8月14日 長野県軽井沢町 軽井沢72ゴルフ北コース=6614ヤード、パー72)
 首位と1打差の6位から出た熊本県出身の笠りつ子(28=京セラ)が7バーディー、1ボギーの66で回り、通算13アンダーの203で今季初優勝、通算4勝目を挙げた。2打差の2位に佐伯三貴(31=日立アプライアンス)が続いた。ともに首位から出た上原彩子(32=モスバーガー)と吉田弓美子(29=フリー)は通算9アンダーの5位に終わった。

 故郷に希望を届ける逆転優勝だった。熊本地震の最初の発生から4カ月のこの日、熊本県菊陽町出身の笠が結果を出した。「今年は凄く調子がいい中で、チャンスはたくさんあったのに悔しい思いばかりしてきた。やっと優勝カップを持つことができた」と優勝インタビューでは声を詰まらせた。

 首位と1打差でスタートしたが、これまでは勝つことだけを考えて「自分に期待し過ぎていた」という。その反省から最終ラウンドは「自分のプレーに集中して、ベストを尽くすことだけ考えた」と気の持ちようを変えた。3番で3メートルを沈めるバーディーで流れをつかみ、12番までで5つスコアを伸ばして抜け出した。2位に2打差をつけ、昨年3月以来となるツアー4勝目をもぎ取った。

 地震で実家のゴルフ練習場は被災。家族は約2カ月間、練習場の駐車場に止めた車の中やテントでの生活を強いられたこともあり、28歳の娘は「いつかは家を建て直したい」と誓った。そのためにも、今年の目標は1億円を稼ぐこと。「1回勝つだけでは、まだまだです。今のゴルフをやっていれば」と早くも今季2勝目を見据えた。

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