バスケ女子、準々決勝で絶対王者・米と激突 内海監督「慌てさせたい」

[ 2016年8月15日 05:30 ]

<日本・フランス>第3Q、懸命にシュートを放つ本川(共同)

リオデジャネイロ五輪 女子バスケットボール1次リーグ 日本79―71フランス

 1次リーグ最後の試合に臨んだ日本は、ロンドン五輪で銀メダルを獲得しているフランスを79―71で撃破。世界ランク16位が4位を倒す殊勲の星を挙げた。

 しかし、3勝2敗で並んだフランスとトルコに得失点差で劣ってA組4位が確定。16日(日本時間17日未明)の準々決勝では五輪通算45連勝中で6大会連続の優勝を狙う米国と対戦することになった。「目標の点差で勝たないと意味がない。2位で通過したかった」と吉田は金星を挙げたにもかかわらず、厳しい表情だった。

 主要ブックメーカーの優勝オッズは米国の1・03~1・05倍に対し、日本は100~500倍で、先発陣の平均身長差は9センチもある。それでも吉田は「厳しい戦いになると思うけれど、絶対に勝てない相手ではない」と闘志満々。

 内海監督も「世界で通用する証明ができている。ぜひ相手を慌てさせたい」と目を輝かせた。センターの渡嘉敷にとっては同じシアトル・ストーム(WBA)に所属するスチュワートとバードの2人の同僚との対決。「少し早めの対戦になったけれど楽しみ」と心待ちにしていた。

 ≪9大会中7回優勝&45連勝中≫米国はバスケットボール女子が五輪に採用された76年モントリオール大会から、出場した9大会中7回優勝。92年バルセロナ大会の3位決定戦で勝って以来、今大会のカナダ戦(12日)まで45連勝を飾っている。

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