伊藤 涙の晴れ舞台…ぎっくり腰も言い訳せず「実力の差」6位

[ 2016年8月15日 05:30 ]

リオ五輪<トランポリン・男子決勝>演技を終え、スタンドに向かって手を合わせる伊藤

リオデジャネイロ五輪トランポリン

 7月15日の試技会中にぎっくり腰を発症した伊藤は、奇跡的な回復で五輪の舞台に立ったが、6位に終わった。

 演技後は涙を浮かべ、「ここに立てたのは凄くうれしかった。腰は何の影響もない。実力の差」と言い訳を口にしなかった。腰を痛めてから3日間は中田コーチらとも連絡を取らずに音信不通に。「調子のいい選手が行った方がいい」と辞退まで考えていた。だが、スタッフが組んだ五輪までのメニューを懸命にこなし、きっちり演技できる状態に仕上げた。「最初はホントに跳べないレベルだった。ここで跳べたのは奇跡」と中田コーチはねぎらっていた。

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2016年8月15日のニュース