鈴木、反省も2位「中国はラッキーな場所」

[ 2010年11月6日 06:00 ]

女子SPで2位になった鈴木明子

 【中国杯】昨年のこの大会でGP初優勝を果たした鈴木が「(直前の)6分間練習で硬くなって、普段の練習通りに動けず不安が出てしまった」と反省しながらも2位発進した。

 演目は情熱的なタンゴの舞い。2つ目に跳んだ3回転ルッツの着氷が乱れて片手をついたが、「思ったより点数が出てびっくりした。中国は自分にとってラッキーな場所」とほほ笑んだ。昨季は勢いにのって五輪代表に入り、本番でも8位入賞。今季も前評判が高い25歳は「フリーは伸び伸びと滑りたい」と巻き返しを誓った。

 ≪長洲“吉兆”鼻血≫女子SPで首位に立ったのは日本人の両親を持つ長洲。長い手足を生かして「昨年より大人っぽい演技」を意識した演目で、ジャンプも大きなミスなく跳びきった。7月に右足首の骨にひびが入っていることが分かり、2カ月間休養した。だが「正直楽しかった」とにやける。ロサンゼルスを訪れた長野の祖母とビーチに遊びに行けたからだ。演技を終えると鼻血が出ていた。4位と健闘したバンクーバー冬季五輪のSP演技後と同じハプニングだ。「先生に触るなって怒られちゃった」。苦笑いの17歳には吉兆かもしれない。

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2010年11月6日のニュース