安全策でボギー 最後に課題残した遼くん「すごく悔しい」

[ 2010年11月6日 18:04 ]

 【HSBCチャンピオンズ第3日】スコアを伸ばし、順位も上げた。バーディー数は及第点の4つ。「グリーンが速く、難しくなっている中で71は良かった」と石川。ただ「18番のボギーはすごく悔しかった」とも言った。上々だった1日の最後で課題を残した。

 安全策の末のボギーだった。538ヤード、パー5の18番は、平均ストロークが4・71と最も易しいホール。第1打を左ラフへ入れた石川は、いったんは2オンを狙う「0番アイアン」を手にし、結局ウエッジでフェアウエーへ刻む。しかし、第3打をピン手前およそ15メートルまでしか寄せられず、3パットでボギーとした。

 右の池へ半島状に突き出たグリーン。ラフから池を避け2オンを狙うには「あまりに難しいショット」を要求されると判断した。「ただ3打目がミス。ピン手前を狙ったが…」と悔しそうに振り返った。

 経験を積み、以前のような攻め一辺倒からスタイルは変わりつつある。ただ、変化には次の修練が必要だ。「周りの選手は1ヤード刻みでアイアンをコントロールしている。僕はまだまだ」。レベルの高い大会で、課題を見つめた。(共同)

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2010年11月6日のニュース