秋なのに春が来た!芹沢“爆発”首位タイ浮上

[ 2010年11月6日 06:00 ]

 男子ゴルフのシニアツアー、富士フイルム・シニア選手権第2日は5日、千葉・平川カントリークラブ(7094ヤード、パー72)で行われ、 3打差の6位から出た芹沢信雄(50=サンエー・インターナショナル)が、この日のベストスコア66をマーク。通算6アンダーとして前日首位の植田浩史(51=トムソンナショナルカントリー倶楽部)、三好隆(59=タニヤゴルフ)と並んで首位に浮上した。賞金ランクトップの倉本昌弘(55=フリー)は1アンダーの10位、青木功(68=フリー)は2オーバーの25位につけている。

 今季からシニア入りした芹沢が8バーディー(2ボギー)と大爆発。シニア初優勝へ向け、トップで最終日を迎える。「ようやく春が来ました。もう秋なのにね。みなさんに期待されて“優勝しなきゃ”という思いでプレーして空回りしていた。“期待されて勝てるような選手じゃない”と思い直して、とにかくゴルフを楽しもうと思った結果」と冗舌だ。
 好ラウンドの要因はパッティングだった。「3パットをしてもいいから、とにかく強めに打とう」とテーマを持って臨んだ。キャディーには弟子である藤田寛之の専属キャディーを起用。グリーン上でアドバイスを求めた。初日同組だった青木の強気のパットにも刺激を受けたという。
 最終日最終組はレギュラーツアーの04年フジサンケイ・クラシック以来。同じくレギュラーツアーの00年東建カップ以来10年ぶりの優勝チャンスに「いかに恐れずにパットを打てるか。打てれば結果は付いてくると思ってやりたい」と自らに言い聞かせていた。

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2010年11月6日のニュース