遼“鬼門”で池ポチャ…スコア伸びず33位

[ 2010年11月6日 06:00 ]

13番、2打目を池ポチャし、がっくりの表情を見せる石川

 男子ゴルフの世界選手権シリーズ、HSBCチャンピオンズ第2日は5日、中国・上海のシャ山国際ゴルフクラブ(7266ヤード、パー72)で行われ、35位から出た石川遼(19=パナソニック)は13番での2日連続の“池ポチャ”でつまずいた。3バーディーを奪ったものの、1ダブルボギーが響いてスコアは71。通算1アンダー、143の33位にとどまった。池田勇太(24=日清食品)は2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの75で通算2アンダー、142の25位に後退した。70で回ったフランチェスコ・モリナリ(27=イタリア)が通算9アンダーの135で首位を守った。

 上位進出を狙う石川にとって13番は鬼門となった。2バーディーを奪って“これから”という時だった。右サイドの池に沿うように設計された411ヤードのパー4。第1打を右の深いラフに入れたが、残り138ヤードの第2打は8Iでグリーンを狙った。しかし、ボールは右に出て池に落下。「ラフから行ってはいけない所に打ってしまった。欲張った」。結局、ダブルボギーとしてしまった。
 前日は第1打を池に入れてダブルボギーを叩いただけに「同じホールでつまずいたのは悔しい。あした以降、攻め方を考えないと」と反省した。13番を除けば3バーディーとショットは好調。「世界との差を感じた」というパットも、惜しくも外れたものが多く、タッチが合えばビッグスコアの可能性もある。「バーディーをずっと待っていて一日が終わった感じ。あしたはもっとできると思う」と前を向いた。

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2010年11月6日のニュース