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ファイト一発!!53センチレインボー 強烈ヒット5分かけて引き寄せた

[ 2023年1月24日 07:23 ]

筆者が釣ったのは53センチのレインボー
Photo By スポニチ

 【ガイド】埼玉県川越市にある「川越水上公園プールフィッシング」のビックトラウトゲームの季節が到来。これから春に向けて水温上昇と共にエキサイティングなファイトが楽しめる。(吉田 俊彦)

 川越水上公園は夏季のプール営業に加えて週末のフリーマーケットは大人気だ。今冬は3つのプールでエリアフィッシングが営業中。首都圏近郊にありながら、トラウトゲームが4月初旬まで楽しめるのがありがたい。

 筆者は長男と土曜日の午前に釣行。多目的プールではルアーの大会が行われにぎやかだ。流水プールはフライ、テンカラ、そしてルアーと異種格闘技戦よろしく大盛況。ところが、“造波プール”に行ってみると釣り人はたった4人でがらんとしている。右側で膝まで立ち込んでいるフライのダブルハンドの人と中央に陣取りルアーとフライの両方を試している人、左奥にはルアーの熟年カップル。私たちはプールの左側で2人並んで釣り始めた。

 息子がキャストするとなんと1投目でヒット。35センチのアベレージサイズながら、きれいなレインボートラウトだ。チャンスと思い焦った私は力んで失敗キャスト。ライントラブルだ。

 リーダーを交換していると、「今日は当たりもない」と言い残し立ち込んでいたルアーのカップルが引き揚げてしまった。雨もぱらつき出して前途多難の様相。こんな時、少しでも遠くに投げたくなるのは釣り人のさがだろう。でも、魚を驚かせては逆効果だ。息子に立ち込まないように提案。すると、次第に魚が近くまで回遊してくるようになった。

 私のロッドはVARIVAS「グラストレイル」8フィート#4。静かにキャストすると、きれいにターンしたフライがポトンと着水する様子がスローモーションのように見えた。しばらく放置すると、いきなりラインごと走る当たりでヒット。10メートル以上一気に走ってジャンプし、ビックトラウトの大飛沫。そして何度も突進を繰り返したが、グラスロッドはしなやかに曲がり、5Xティペットを守ってくれた。リールファイトが5分ほど続き、なんとか寄せた瞬間、息子がランディングしてくれた白銀の魚体は53センチのレインボートラウト。

 ヒットフライは#12のオレンジバグ。VARIVAS「リーダー・スティルウォーターFHT」を使いフライをパーフェクトターンさせ
る。これこそが大物ヒットへの近道なのだ。

 【バーブレスフライ選手権大会を開催】

 3月21日に第12回VARIVASカップ争奪「バーブレス・サバイバル・フライフィッシング選手権大会」を開催予定。グループごとに3匹早く釣った人から勝ち抜けるトーナメント方式のフライ大会。敗者復活もあり、飛び賞多数。誰でも気軽に大会の華やかさと緊張感を楽しめる。

 ▼問い合わせ 川越水上公園・プールフィッシング(埼玉県川越市池辺880)=(電)049(241)2241。シングルのバーブレスフックのみ使用可、ラバーネット必携。

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