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タチウオ~!!最後にシャウト!! ルアーのカラー、誘い方で差がつく

[ 2021年12月3日 07:20 ]

苦戦しながら大型を釣り上げることができた筆者
Photo By スポニチ

 【ヘビメタが釣る!】ヘビメタバンド「SEX MACHINEGUNS(セックス マシンガンズ)のリーダーのAnchang(あんちゃん)による新連載「ヘビメタが釣る!」がスタート。第1回目は、F5(指幅5本)以上も狙える東京湾のタチウオを狙って横浜新山下・渡辺釣船店にロックオン!

 タチウオを狙うタックルは、ルアータチウオ用ロッド、リールはベイトリール。ラインPE1号。ショックリーダー30~40ポンド。ルアー(メタルジグ)80グラム前後。タチウオルアー用フック。うーん…道具に関しては、かなり、専用仕様な感じですね。あまり応用が利かないので、船宿か、経験者、同船者に細かく聞いてから用意していった方がいいと思います。

 タチウオはルアー初心者に向いています。とにかく簡単なのです。釣行当日の水深は30メートルくらいです。ポイントに着いたら、ルアーを底まで落として、巻き上げるだけ。もちろん、人より多く釣るテクニックがないわけではありません。ルアーのカラーチョイスや、巻き上げる時の誘い方で、釣果に差は出ます。しかし適当にやっていても釣れちゃいます。実は今回、非常に状況が良くない中、出船しました。前半戦は船中ほとんどの人が釣り上げることなく、船長も魚探に全然反応が出ないと、嘆いておりました。自然が相手ですから、こればかりはテクニックで解決できませんね。ちなみに僕は2回ほど、タチウオ0釣果の経験があります。

 まずい…取材に来ているのに、0釣果は恥ずかしい。無駄に1人焦っていると、後半戦あたりから、周りの同船者がポツポツ釣り上げ始めました。イナダや、サワラ、シーバスなんかも交じってきます。僕も辛うじてシーバスを釣り上げましたが、タチウオが釣りたいのです。

 海の方も活性が上がってきたのか、銀色に輝くタチウオが船中に転がり始めました。誰でも釣れるとか言っておきながら、僕はまだ0…焦りどころか、緊張感に変わってきました。やっときた!しかし、抜き上げでバラしてしまいました。

 ギャー、まさかの初回からの再取材…諦めかけた頃、アベレージサイズのタチウオさまが来てくれました。はぁ、これで0は免れました。その後2匹目を追加し、最後のポイントへ。

 「ここはデカイのが出る可能性があるよ!」と船長からの掛け声。で、出ましたぁ!130センチ!僕ではなく、他のお客さんに。

 「凄い!うらやましいなぁ」と巻き上げていると、僕にも来ました。そんなにデカくはないけど、小さくもない。メーターオーバー!十分満足できるサイズです。

 釣れているときは、本当に誘い方も特になく、巻いているだけで大丈夫です。テクニックというよりも、釣れている人のまねをしてみてください。あと、釣れている人のルアーの色もチェックしてください。人から教わるよりも、盗め!いや、本当に、簡単なんです。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、横浜新山下・渡辺釣船店=(電)045(622)8381。出船は午前7時。乗合料金は男性9000円、女性・中学生以下6500円。

 ▼使用タックル ロッド/サーベルチューンSS B66ML、リール/スティーレSS 150HG(以上 シマノ)、ルアー/メタルフォーカス・TGチビマサムネ・ウォブリン(以上スミス)。

 ◇Anchang(あんちゃん)本名・安藤弘司。ヘビメタバンド「SEX MACHINEGUNS」のリーダーでボーカルとギターを担当。代表曲には故郷・愛媛の名産品を歌った「みかんのうた」などがある。無類の釣り好きで、釣り歴は40年以上。

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