アカメフグにリベンジ 食い意地張ったオヤジがチラシバリで意地見せた

[ 2021年10月12日 07:15 ]

チラシバリに食いついた                               
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 【実釣見分】アカメフグを攻める。実はリベンジだ。昨秋、浦安・吉久へ意気揚々と乗り込んだ。ところが見事に返り討ちにされた。なんとしても5日熟成を味わいたい。食い意地の張ったオヤジの執念は…。(スポニチAPC・町田 孟)

 あの日以来アカメ用に新調した竿は眠ったままだ。何とか目覚めさせてやらねば。親心にも似た心境で臨んだ。何より気になったのは、今年のアカメ状況だ。「今のところ、いまイチです。マメにやらないと厳しいかも」。のっけから大澤正幸船長の一言に不安が広がる。「また空振りだったらどうする。腹くくって、やるっきゃないよな」。乗船前から情けない自問自答。

 前回オデコを哀れんで、アドバイスしてくれた人の“金言”を思い出す。チラシ仕掛けを使うことを薦めてくれた。

 「根掛かりが多ければカットウバリを外すといいよ。アカメはチラシバリだけでも食いついてくるから」

 棲息域は岸壁際で根が多い。いくら返しがないとはいえ地球を釣るなると厄介だ。座席位に就くと今度は大澤セオリーが頭の中を駆け巡る。

 「底に着いたら5秒前後待ってシャクる。その後ゆーっくり戻して、また5秒。ゼロテンションで竿先と道糸の角度は90度」。5秒待つのは「食わせる時間」だ。あくまで目安なので、その日の具合によっては10秒待ちもありだろう。

 やや穂先の柔らかい竿。竿先の変化を見分けられるかがポイントだ。周りでぽつぽつ上がりだした。見回すとそれほど根掛かりもしていない。一応カットウバリをつけたままで開始する。着底後しゃくり上げた後のスローダウンで竿先がピクピクッ。反射的に合わせた。手応え十分。ヤッコさん、食わせバリをガッチリくわえ込んでいた。チラシの勝利。2匹目もチラシ、3匹目はカットウだった。食い逃げされかけても店先で御用!

 心の余裕ができたのか根掛かりしても、道糸を持って何回か上下させてやると、フッと外れてきた。焦ってバタバタすることはない。引いてダメなら押してみな、か。

 3匹ほど掛け損ねたが30センチ超も追加するなど、ほぼ満足。大沢船長は「今日はこれまでで一番良かった」。海のご機嫌にも助けられながらリベンジを果たしたゾ。さあ、てっちりの材料を買い出しに行こう。

 ○…リベンジ派がもう1人いた。杉本祥帆さん(38=江戸川区)だ。「前回来た時、ショボかったので」。しぐさや語り口が、テキパキ威勢がいいお兄さんだ。サバフグやクサフグに邪魔されながらも立て続けに良型2匹をものにして「はーっ、敵討ちできた。もうこれで満足」。6日前の憂さを晴らした。沖釣りは「4年くらいかな」。年間50~60回ペースで腕を磨いている。結果は9匹で余裕の表情だった。両親と3人暮らし。「1人でなけりゃ、これほど通えませんよ」。独身万歳!

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、浦安・吉久=(電)047(351)2983。出船は午前7時。乗合料金9800円(餌1パック付き)。

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