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ピチピチ19歳がピチピチ美形連発!滋賀県安曇川で若アユ57匹 本格シーズン、アー・ユー・レディー?

[ 2021年6月16日 05:30 ]

見事にアユを仕留めた谷口舞さん
Photo By 提供写真

 アユの友釣りが各地で幕開けする中、5日に解禁の滋賀・安曇川広瀬漁協管内に、釣りガールの谷口舞さんの取材を兼ねて釣行した。超人気河川のため多くの釣り人でにぎわう中、丁寧な竿さばきで若アユを連発で抜き上げ、2日間で13~17センチの美アユ57匹の釣果。久々の琵琶湖産天然遡(そ)上アユの追いを楽しんだ。(スポニチAPC、鮎匠会会長・横山 芳和)

 解禁前日までの豪雨は川の水位を80センチ上げ、濁りも入った。釣りは無理と思っていたが、広瀬漁協の佐野組合長から「必ず釣れる」との連絡を受け、半信半疑で車を走らせた。夜中に、朽木で活アユ販売店を営む谷口米生さんの店に到着。孫の舞さん、両親とともに水取場と呼ぶ釣り場に向かった。夜が明けると、水位は40センチ減水し笹濁りにまで回復していることに驚かされた。水温は13度だった。

 瀬肩に立った舞さんは手際よくおとりアユをセットし、足元から送り出す。沖に向かって泳ぎ、黒光りする大石に近づいたところでブレーキを利かせて止めた。やはり名手の祖父から伝えられたテクニックは一級品と納得。すると、目印がツツゥーと水中に飲み込まれていった。

 すかさず竿を立てて、抵抗する野アユをコントロールしながら素早く引き抜いた。タモに納まったのは16センチの黄色い追星2本をまとった美アユだ。舞さんが笑顔で背掛りアユを見せると、周囲から歓声があがっていた。

 天然アユに替わり、同様に大石の周りで止めてはテンションを掛けながら巧みな操作で野アユを挑発して数を伸ばした。次第に日差しが強まり水温が上昇すると、琵琶湖産特有の強烈な追いが出て、入れ掛かりを演じてくれた。その後も釣れなくなると、躊躇(ちゅうちょ)なく移動し、好ポイントでは粘りに粘り、数を伸ばしていた。

 この日は午後3時まで釣って13~17センチを29匹の釣果。翌日も同様なポイントを攻めて、2日間で同サイズ57匹の釣果で納竿した。舞さんは「今年のアユはまだ型が小さいので物足りなかったが、今後に期待してシーズンを楽しみたい」と笑顔で話していた。

 ◇谷口 舞(やぐち・まい)京都市在住の19歳。小学6年からアユの友釣りを祖父・米生さんから教わり、中学生になると本格的に友釣りに没頭。技術のみならず勝負師としてのセンスも兼ね備える。両親までもが友釣りにはまり、技術は上級。

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