×

特ダイ行進 乗っ込みシーズン到来

[ 2021年5月26日 07:19 ]

竿頭の渡辺さんはなんと14匹を釣り上げた
Photo By スポニチ

 【釣り巡礼】

 マダイの聖地に乗っ込みシーズン到来。3キロ、4キロの“特ダイ”が続々浮上。魚の王様の大行進!新潟県直江津沖に繰り出した。乗り込んだのはえびすや釣具店の謙信丸だ。(スポニチAPC菅野 順也)

 「タナは5メートルでお願いします。15メートルまで下ろしたら、竿を振らずに静かに巻き上げてください。コマセはポロポロと少しずつ出るだけでOKです。決して15メートルより下げないでください。軽めの仕掛けがお薦めです。浮いているマダイは青物のように横に走りますので、ドラグは弱めに設定してください」と、兼玉武雄船長のアナウンスで釣りを開始。

 直江津沖の水深25メートルのポイントに到着した謙信丸の船上は、乗っ込みシーズンの緊張感に包まれていた。

 開始30分ほどは付け餌がそのまま戻ってきたが「船の周りに反応が出てきました。そろそろ食ってくる気配です」とのアナウンスの直後に、私の竿が一気に引き込まれた。

 ドラグを滑らせながら慎重に巻き上げて、ハリスを手繰り寄せる。真下ではなく前方に魚影が浮かんだ。うれしい船中1匹目は2・5キロ。色が黒ずんだように濃くなったオスのマダイだ。

 それから一気に食いが立った。仲良く夫婦同時に竿を曲げた、韮崎市・大柴彰さん(60=自動車販売業)は「先週も妻に5キロのマダイを釣られて負けてしまいました。今日も先を越されましたが、今から挽回ですよ」と1・5キロ。

 隣席では夫人の、のり子さん(55=自営業)が「月に2回のペースで夫婦の釣りを楽しんでいます。最近はこの船で7キロのヒラメも釣って私の勝ちが多いです」と3・2キロの大型を釣り上げ本日も絶好調だ。

 終始食いが立ち、渋川市・渡辺敏光さん(58=自営業)は「春と秋のマダイ釣りシーズンには欠かさず通っています。今日は誘いによく反応しますね、かなり活性が高いようです」と大型連発で14匹釣って竿頭。私も4・1キロ、67センチをトップに12匹の釣果。今年も乗っ込みの爆釣シーンに出合えた。

 ◯…「マダイ釣りは2回目」という、高崎市・石田幸樹さん(44=会社員)は「幼い頃には釣りを楽しんでいましたが、またやってみたくなり昨年から船釣りに挑戦です。マダイの引きは最高ですね」と釣果は良型6匹。

 ◆兼玉船長の話 この時季にうまく釣るコツは、マダイに食い気もあるけど、警戒心もあります。急なコマセカゴの動きを避けて、誘いは優しくして下さい。タナは深くても浅くてもダメです、指示を守って下さい。

 ▼当日の使用タックル 竿=がまかつ「がま船 シーファング マダイ30―270」、ハリ=同「G―HARD V2 真鯛」12号、ハリス=ヤマトヨテグス「フロロハリス」8号6メートル・6号6メートル2段式。付け餌=マルキユー「まるとく真鯛+エビシャキ(ドリップタイプ)」。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、直江津・えびすや釣具店=(電)025(543)8316。出船時間要確認。乗合料金1万1000円(8時間便)。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る