メダイにフラれ泣きの三目煮付け

[ 2021年4月16日 06:54 ]

泣きの三目煮付け                               
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 “泣きの三目煮付け”を食す。平塚・庄三郎丸のメダイ五目船に乗り込んだ。本命はメダイだが潮が澄みだしたのが気になった。まあ、外れてもキンメが…の安易な思いに罰が当たっちまった。(スポニチAPC・町田 孟)

 若い頃は目がクリッと大きい娘に引かれましたね。女優さんなら浅丘ルリ子、笹森礼子。「平凡」「近代映画」とかの表紙のニッコリだけでぞくっとしたもんさ。近年じゃ広瀬アリス、上白石萌音もいいですな。昔から色白は七難を隠すという。プラス大きな目なら十難くらいはいけるんじゃない?ずいぶんアプローチしたけれど振られてばかりだったがね。

 深窓ならぬ深海のメダイ嬢も、その名の由来になるくらいデカい。こちらの方は引きと味が魅力で追いかけたのよ。でもね、やっぱり肘鉄ってわけ。同行してくれた湘南の保険屋さんは、恨み言を聞き流しながら、ひょいひょい。キンメ、クロムツ、シロムツ、水ダコ、締めはメダイで五目達成。余裕でおにぎりを頬張ってさ。「家内が眠い目をこすりながら作ってくれたんだ」。ウチのは白河夜船だってのに。涙の理由分かるでしょ。

 【釣戦】タナは240~260メートルが中心。最初は道糸のマークでタナを確認。リールのカウンターとの誤差を覚えておく。あとは指示ダナの間を1メートルごとに根気よく探っていくのが基本。「はい、左でキンメが出ました」「前でメダイが」。望月幸雄船長=写真=のアナウンスが、非情に聞こえる。「その日の状況をきちんとつかむのも大切」。分かっちゃいるけどねえ。

 澄んだ潮のせいで本命はイマイチ。「濁りが出れば、まだまだいけるんですが。6月ごろまでやったこともあるし。最近はちょっと海の様子が変わってきてるみたいなんで」。船長泣かせらしい。

 【クッキング】クーラーには小キンメ、シロムツ、ユメカサゴ。さてどうやって。ここは煮付けしかない。下処理をしたら、軽く塩をして15分。汗をかいたら80度くらいのお湯でさっと洗って冷水で残ったウロコや汚れを落とす。煮汁はしょう油、みりん、酒、砂糖で甘めに。麺つゆを利用してもいい。

 魚を鍋に移しショウガ、さんしょうの実も一緒に。落としブタをして強火で5、6分。煮汁が回っているのを確かめてから火を消してしばし置けば食べ頃。

 「気に入ったわ」とシロムツを愛猫と一緒に平らげた家人。「最近はコンビニのおにぎりもおいしいからね」

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。出船は午前6時半。乗合料金1万1000円(餌のサバ切り身付き)。

 ○…舳先(へさき)に陣取りジギングで挑戦していた有馬俊行さん(55=大和市)はクロムツ2匹、キンメ3匹。「キンメ2つ落としちゃいました」。ちょっぴり残念そう。若い頃はバスなどを狙っていたせいか「アマダイ以外はルアー一本」。仕事は1T関係で実家は大阪。「単身歴は6年。寂しさは好きな釣りで紛らわせています」。帰省に合わせて夫人と娘さんへの土産を調達することも。ただ、移動には気を使うこの頃でもある。

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