つながる人の輪にヤリ~イカ一荷 センバツV母校の先輩にバッタリ

[ 2021年4月7日 07:02 ]

山田さんに良型の一荷
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 真鶴沖のヤリイカがラストスパート。状況次第では、春を告げるムギイカやスルメイカそしてマルイカも顔を出す。国敏丸から竿を出した。(国友 博文)

 隣で竿を出す相模原市の常連、山田雅弘さん(64=自営業)にあいさつすると、偶然にも母校、東海大相模の先輩と分かって昔話とイカ釣り談議に盛り上がる。

 真鶴の海を知り尽くした露木国敏船長が舵(かじ)を握り出船。ポイントは港から10分ほどの真鶴沖60メートル。水深が浅いため、ビギナーやイカ釣り入門にもオススメ。開始早々に右舷ミヨシで良型ヤリイカが顔を出す。続いて山田先輩がこれから旬のムギイカを抜き上げる。

 「チョンチョンって誘ったら乗りましたね。なじみの飲み屋に持ち込んで大好評です」とにっこり。

 3~4メートルまで誘い上げると「ギュッ」と明確な当たりにヤリ~(笑い)重いぞ!海面には1つ、2つ、3つと3点掛けと思ったら1つ外れてサヨナラ~。

 「やったね」と船長も顔を出す。船内も活気立ち、次々にヤリイカが抜き上げられる。置き竿でメモを取ると「乗ったよ~」と竿がバタバタお辞儀する。これまたパラソル級の一荷に笑みが絶えない。まさに乗り乗りタイムでおいしいイカの数を伸ばすことに成功。当たりがあったら多点掛けを狙うのも楽しいが、上げるタイミングが大切。左舷の様子を見に行くと「スポニチさんですか~私は芝君(釣り面で「真説」を連載中のライター・芝真也さん)の中学校の同級生なんです」と藤沢市の小倉義久さん(51=会社員)。この日は人とのご縁がこれで2度目だ。

 足元のバケツには飛び出るぐらいの良型が泳ぎ回る。自分の誘いパターンや狙ったタナで乗ったあの感触がたまらない。乗ってる人の誘い方や誘いの「間」そして、ツノのカラーをまねるのも釣果の近道だ。

 船長は魚探とソナーでイカの反応を探して「ここだ!」と決めた直後が最大のチャンス。合図が出たら素早く投入して、オモリが着底した最初の誘いに当たりが連発する。海の様子が変わると、1杯ずつの拾い釣りタイム。常連さんには腕の差が出る熱い時間で、ここでも確実に数を伸ばすからさすが。

 マルイカ釣りのように叩きの誘いを入れて誘い上げると「ツン!」と小さな当たりだ。半信半疑で巻き上げると、狙い通りではないが初夏の風物詩、ムギイカも顔を出しお開きとなった。真鶴、今が旬です。

 ◎露木船長のワンポイントアドバイス
 仕掛けをさばくコツは、慌てないことです。イカを見ると皆さん慌ててしまいますね。多点掛けで仕掛けがぐちゃぐちゃになるのもそのせいです。緩めないように仕掛けを持って、1匹外したらツノを投入器に戻せば仕掛けも絡まないしバラシも少なくなります。今年はサバも少ないのでブランコでツノを減らしてやることもコツですよ。

 ◎露木船長のオススメクッキング!
 型の小さいメスのヤリイカは子を持っています。そのまま丸焼きにしたら最高ですね。スルメは少し乾かして水を切ったら塩辛にします。ムギイカは、皮のまま刺し身で食べて見てください。軟らかくてお酒も進みます。何と言っても沖干しですね。沖干しをかき揚げにするんです。このかき揚げうどんが大好物です。

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