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怒とうのサワラッシュ スリル満点 サゴシとは格が違う!!

[ 2021年3月19日 07:03 ]

佐藤さんは82センチ、正真正銘のサワラだ
Photo By スポニチ

 【菅野順也の釣り巡礼】サワラッシュ!今年のターゲットは3キロアップのビッグサイズ!強烈な走りを細身のルアーロッドで受け止めればスリル満点。新潟東港から出船して、旬のサワラを狙った。(スポニチAPC・菅野 順也)

 「今シーズンも例年通りに、2月初旬から群れが濃くなってきました。例年は“サゴシ”と呼ばれる1キロ未満がメインですが、今シーズンは2~3キロクラスの正真正銘、サワラの登場も目立っています」と話すのは新潟東港・鈴木釣具店オーナーの鈴木則久さんだ。

 店内にはサワラコーナーも特設されるほどの人気。鈴木さんお薦めのオリジナルカラールアーを購入。紹介してもらった「大栄丸Jr.」に乗船して、港からわずか10分でポイントに到着。

 かじを握る吉田将輝船長は「朝一番は魚が深いレンジにいるのでシンキング系またはバイブレーション系を使って、浮いてきたらミノー系にスイッチするのが基本です」と話す。

 シンキング系のルアーを選択してキャストすること数回、私のロッドに「ゴツン」と元気なアタックで55センチのサゴシクラスがヒットした。

 職場の同僚で釣り仲間でもある2人で釣行の、仙台市・高橋謙太郎さん(44=会社員)は「ルアーフィッシングは自分のアクションで魚との知恵比べをするのが魅力ですね。フッキングの瞬間がたまりませんね」と、連続キャッチ。

 午前9時すぎまで釣れ続いていたが、魚の活性はいまひとつの状態になった。そんな中、湾の入り口付近で3キロのサワラがヒットしたとの情報が僚船から届いた。

 すぐさま合流すると高橋さんと同行の小暮雄一郎さん(46=会社員、仙台市)のロッドが大きく曲がった。「私の釣りは陸っぱりを含めてルアーがメインです。待っているのではなく、攻めの感覚が強いのが面白さですね」と、2キロ級のサワラを釣り上げた。

 今春、高校を卒業して大学に進学するという、村上市・佐藤光輝さん(18)も「来たっ!」との声とともに握り締めるロッドが弧を描いた。

 「地元を離れて仙台に行くので今のうちに故郷の釣りを楽しんでおきます。向こうでも、友達をつくって釣りができればうれしいですね」と、思い出となる82センチ、3キロ超のサワラを釣り上げた。

 私も怒とうの“サワラッシュ”に乗れて、2・5キロがヒット。サゴシサイズとは格が違うスリル満点の強烈な走りだった。

 小型の数釣りイメージもあった春の新潟東港だが一転。大物ヒットが高確率の今シーズンは特に注目だ。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、新潟東港・鈴木釣具店=(電)0254(27)2639。出船は午前6時。乗合料金7000円。

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