春うらら マアジ開花宣言 34匹 

[ 2021年3月4日 07:06 ]

良型にニッコリの新滝さん。後方はバチコンを楽しむ徳田さん
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 【ココが一番!】終日(ひねもす)のたりのたりかな。暖かい日が多くなった。そんな陽気に誘われて、東京湾のマアジを狙う。航程10分の波静かな海上で、25センチ級の中アジが活発な食いを見せる。どれも身厚で脂ノリノリ。甘みのある棒寿司は好評だった。(スポニチAPC・林 悠二)

 ◎横浜新山下・渡辺釣船店
 穏やかな海面を割って、次々と躍り出すマアジ。タナが的中したか、当たり連発だ。イシモチやクロダイなどゲストも顔を出す。正味4時間ほどの釣りだが、船上はどの顔も満足げ。

 いつも家を早朝出るのが常だが、今回はのんびり。昼過ぎに出る午後船に乗船した。宿名の入ったライフジャケットにレンタルロッド…。数人のビギナーを交え12人が竿を出す。ベイブリッジのすぐ東沖。数隻の僚船が操業している。

 「水深24メートル。タナは底から2、3メートルの間。反応がいっぱい出ていますよ」と投入合図を出す杉村裕一船長。
 タナ取り、餌付け、コマセワークが決め手の釣りだが、慣れれば小学生でも数を伸ばせるのが魅力。

 早速、右舷ミヨシでカップルが歓声を上げた。

 「初挑戦のバチコンで釣れた第一号です」――25センチ級を手に感動気味なのは、横浜市の徳田善久さん(26=会社員)。胴突き1本バリにソフトワームを付け、ルアー感覚で狙うもの。その隣で、大学院で生物学を専攻する目黒区の新滝玲子さん(23)がリーリングを開始した。「人生初の船釣りです」と話すが、コマセを使うLT(ライトタックル)ビシ釣りの方が断然有利。あっという間に徳田さんを追い越す勢い。「ナメロウやフライが楽しみ」と新滝さん。

 胴の間では「手軽に楽しめるLTアジが大好き」と横浜市の手塚裕二さん(40=建築業)が入れ食い状態だ。

 後半はやや南の本牧沖に移動。ここでも1投目から竿先に明確な魚信が届く。

 「良い反応。待たずに誘いを掛けてね」(船長)

 ベイブリッジではタナ2メートル(着底後1メートル上げてコマセを振り出し、1メートル上げて誘う)だったが、ここは2・5~3メートルの高めが正解。25センチ級の9連チャンを達成した。
 当日の午後船釣果は18~28センチが10~34匹。筆者は25センチ級を25匹。20センチ以下を交えて30匹。まったりと過ごした午後船上、100%リフレッシュできた。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、横浜新山下・渡辺釣船店=(電)045(622)8381。乗合は午前7時と午後0時半出船。餌の青イソメ付きで料金6000円、女性、中学生以下は4000円。午前午後通しは9000円。予約制。各地から乗合出船中。

 ◯…左舷胴の間で玉網に収まったのは良型のクロダイ。「いきなりググン!強い引きにびっくり」と、初の船釣りでの快挙に興奮しきりなのは、府中市の吉田涼太さん(19=大学1年)。杉村船長によると、ここ連日釣れていて半日で5匹上げた人も。突然襲う“大物”に備えておきたい。

 ◯…甘みのある身は生の刺し身系がうまい。たたき、ナメロウの他、棒寿司もイケる。三枚降ろし→小骨抜き→塩振り。塩洗い→甘酢に2時間漬ければ下ごしらえ完了だ。木箱に詰めた酢飯との絶妙なハーモニーに、孫たちも笑みをこぼしていた。 

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