40センチ級アマダイフィーバー  海から孫への誕生日プレゼント

[ 2021年2月11日 07:36 ]

石田さんにも良型
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 【博覧釣記】冬の人気ターゲット、アマダイが各地で好調。真鶴・富丸では、アミコマセを使うスタイルが特徴。本命のアマダイは良型ぞろいで、五目釣りが楽しめる。上品な白身は、徳川家康も好んだ絶品なおいしさである。(国友博文)

 富丸・力石富男船長は、真鶴の海を知り尽くした大ベテラン。水深50メートルからスタート。「ビシが海底に着いたら、50センチ上げて、コマセは振らない…がアマダイの釣り方です」

 ややウネリを感じるが、竿と腕、そして膝の上下運動でしっかりとタナをキープする。すると湯河原町からお孫さんの誕生日祝いの魚を目当てに乗船した、会森睦男さん(74=自営業)が30センチのレギュラーサイズを釣り上げる。「誘い上げて食わせました。今年は孫と釣りにいくのが楽しみです」

 自席に戻ると「ん?」。巻き上げるとイトヨリが顔を出す。そして、タナをキープして誘い上げると「クン!クン!」と明確な当たりだ。ゆっくり聞き上げると「ゴンゴン」と元気な引きをみせる。良型の本命はまん丸瞳に滑稽な顔立ちで、色鮮やかな美しい魚体。

 活性が上がると当たりが連発して、稲城市の石田日出雄さん(62=自営業)も楽々30センチオーバーを釣り上げる。

 「アマダイはおいしいし、誘って掛けるまでが楽しいですね」と満足な笑顔。積極的に誘いを繰り返すと、会森さんにはサイズアップの40センチ級がタモに収まる。その後も、良型3連チャンと絶好調が続く。

 自席でも40センチ級が顔を出し、石田さんも同サイズを釣り上げる。船が好ポイントに入り、時合を迎えると船内どこかで竿が曲がり、同時ヒットに船内が盛り上がる。今までのアマダイ釣りに疑問さえ感じるスゴい光景だ。これぞ真鶴のアマダイワールド。タナをキープして、誘いの幅や速さ、間の長さをアレンジして掛ければ達成感も更に倍増する。石田さんは、アマダイとオニカサゴの一荷に笑顔が絶えない。

 会森さんが竿を曲げると「それは大きいですよ、アマダイですね。慎重にやりましょう」と船長も顔を出す。海面にはデカイ!堂々40センチオーバーが船長のタモに収まった。

 「箱根のお孫さんも喜びますね。海からの誕生日プレゼントです」と船長の優しい笑顔が大漁を物語る。40センチ級がボコボコ釣れるこの状況に「この様子なら今年も良型ぞろいで楽しめそうです」と船長も太鼓判を押していた。

 ◎力石富男船長の話 アミコマセを使う釣りなので魚種多彩な五目釣りが人気です。釣果はイナダやアジ、サバ、カイワリ、オニカサゴ、イトヨリ、キダイなどさまざまです。ビシ窓の調整は、上下とも1ミリ程度開けます。コマセをパラパラ出して、釣り方は一般的なアマダイ釣りと同じです。

 ◯…高級魚として料亭でも大人気のアマダイ。小物は干物に、良型は刺し身や昆布締めが船長のおすすめ。シンプルな料理で上品で絶品な味わいを堪能していただきたい。もちろんウロコを楽しむ松笠揚げや酒に漬けて干物にする「興津干し」も。釣ってよし、食べてよしの真鶴沖の絶好調アマダイ。この冬おススメです!

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