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ジギングで乗った 初シーバス70センチ超 タチとは全く違った力強い引き

[ 2021年2月10日 13:13 ]

70センチ超の大型も釣れました
Photo By スポニチ

 【富士村彩花のあやかりフィッシング】東京湾でシーバスが釣れている。モデルで釣りガールの富士村彩花が乗り込んだのは横浜新山下の渡辺釣船店・神功丸。ジギングで良型とのやりとりを楽しんだ。

 ノートの1ページ目に筆を入れる瞬間が好きだ。真っさらな白い紙には何をどのように書くか?どこまでも自由が広がっているような気がする。初めて書き込むその瞬間はいつでもほどよい緊張感があり、それがまた心地よい。私にとって「初めての釣り物」はそれによく似ている。

 週に3回以上は釣りに行くほどの“釣りバカ”である私もシーバスは今回が初めて。それもスピニングタックルではなく、ベイトタックルを使ってのジギングというからワクワクが止まらない。

 出船前に金子大士船長にシーバスジギングのコツを聞いてみた。

 「タチウオジギングは何回か経験しているよね。タチウオとは当たり方が全く違ってくるから、巻き上げよりもフォール中のバイトを意識してフッキングしてみて」

 同じジギングなのに当たり方が全く違うとはいったいどういうことなのだろうか?

 今回、船長が重点的に狙ったのは横浜沖に係留されているタンカー周り。なるほどいかにもシーバスが潜んでいそうな雰囲気だ。

 ここは水深25メートル前後と比較的浅いポイントで船長の合図と共にジグを投入。ボトムに着いたらすぐに早巻き、そしてストップ&フォール!動きにメリハリをつけながら誘っていく。ジグが一瞬フワッと止まってフォールしだした瞬間、グッ!と手元に違和感が伝わる。すかさず、サミングしている指をしっかり押さえてフッキング。ググッと竿がしなり、魚が乗った。なるほど納得。確かにタチウオの当たり方とはちょっと違う。そしてここから始まる、想像以上に力強いシーバスの引き。これはゲームフィッシングとして人気が高いのもうなずける。
 シーバスを水面近くまで引き寄せてくる時には、俗に言う「エラ洗い」で魚をバラしてしまうことがあるため注意が必要だ。水面下でやりとりしながら、糸を張りつつタイミングを見計らって慎重に、かつ素早く魚を取り込もう。抜き上げるときはジグが外れて飛んでくることのないよう細心の注意を払いたい。

 途中ピタッと食わなくなる時間帯があったが、後半は入れ掛かり状態となり、これがまた忙しい、忙しい。シーバスジギングは手返しがとても重要な釣りだ。プライヤーやハリ外しを手元に用意して、手返しよく数を伸ばしていこう。

 私が釣ったのは62匹。中には70センチオーバーの大型も交じり、全身ヘトヘトになりながらも大満足の釣果となった。
 最後に船長からもう一つ貴重なアドバイスが。「もし早巻きの誘いで食わなくなる時があったらスローのワンピッチで糸フケをつくって上げてみて。糸フケのふわふわしたフォールで食ってくることがあるよ!」とのこと。

 また一つ新しい引き出しができて、次回ノートの2ページ目を書き込むのがとても楽しみになった。

 ◆富士村 彩花(ふじむら・あやか)1988年(昭63)生まれ、北海道出身。慶大環境情報学部卒。モデルとして活躍中。趣味は釣り。最近ハマっている釣りはルアーマゴチ。

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