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「匂い」で大物誘え~釣果アップのためのエッセンス~

[ 2020年5月21日 05:30 ]

匂いにこだわって大物ゲット!(18年撮影)
Photo By スポニチ

 【爆釣タックルほっかいどう】緊急事態宣言が出され釣りも自粛ムード。そこで、季節ごとに大物を狙い各地で日々試行錯誤した中で結果が出ている「釣果アップのためのエッセンス」を紹介しよう。

 それは餌に付ける「匂い」。室蘭港で大物クロガシラ、日高の磯で大物マツカワガレイ、そしてオホーツクの海で大型オスサケと、常に大型魚を狙っているが共通して言えるのは、その魚は全てハリに付けられたさまざまな餌を食べているという事。ずいぶん前に早春のカレイ狙いで行った江差のベテラン漁師さんから「この時期のカレイは水温が低くて活性が低いから落ちて来た餌を見ても食わないこともあるぞ」。さらに「今度来ることがあったらなんでもいいから強い匂い付けてみたらいい」とヒントをもらった。次回、自分なりに考えイカゴロの匂いを付けた塩イソメでカレイを好漁。これを機に、いろいろな餌にさまざまな匂いを付けることで結果が実感できるようになってきた。

 お盆すぎから始まるサケ釣りでも、網走の浜でワームオイルでエビの匂いを付けてみたソーダガツオの切り身で周りの倍近くの好漁。残りを地元の釣友に置いて帰ったところ翌日「いつもよりかなり釣れたけどほとんどオスだった」という笑い話も。しかしこれは実に的を射ていて、サケに関しては付ける匂いの種類でオスメスの比率がある程度変わったりもする。ただしオホーツク北部エリアのように餌取りのフグが湧いているような時は全くの逆効果。それでも例年大型のオスサケを狙いに行く知床斜里海岸では、80センチ後半のオスサケをコンスタントにヒットさせているので効果ありだろう。

 イカゴロ、エビ、イワシなどいろいろな匂い付け材料があるので、試して釣りの楽しみ方をひとつ増やしてみてはいかがだろう?今はまだ大変な日々が続いていますが、一日も早く平穏な生活と楽しい釣行ができる日に戻れることを祈っています。(スポニチAPC・永井 良春)

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