女優・太田唯 夢は158センチ“身長級”タチウオ 仕事で趣味で!釣り歴7年

[ 2024年5月7日 04:30 ]

タチウオを釣り上げ笑顔の太田唯
Photo By 提供写真

 【釣夢中】今、芸能界で極めて強い光を放つ釣り人が女優の太田唯(28)だ。専門チャンネル「釣りビジョン」のレギュラー番組で初めて釣りを体験してから7年目。仕事だけにとどまらず私生活でも海に出る日々に狙う魚、戦略は――。 (牧 元一)

 釣りについて語る瞳が輝いている。

 「タチウオは奥が深い。そして、食べると、おいしい。私のモットーは“釣って、おいしく食べる”。ド素人だった時に始めた番組はマアジから狙い始めましたが、途中でタチウオにはまってプライベートではそれがメインになりました」

 一筋縄でいかないところがタチウオ釣りの魅力だ。

 「本当に難しい。最初は餌から始めたんですけど、大きいのが釣れるということでテンヤにしたんです。テンヤは餌とルアーの間みたいな感じ。仕掛けをただ落としただけの方がいいのか、リズムをつけた方がいいのか、状況によって見極めなきゃいけない。自分で策を考え、その策が当たった時の喜びがあります」

 策を考えるに当たり、番組で時折使用される水中カメラの映像も参考にした。

 「タチウオは縦に泳いでいました。だから“仕掛けが上から落ちてきた方がいいのかな?上下運動させた方がいいのかな?”なんて考えました。そうやって考えること自体が楽しい。水族館の“もぐもぐタイム”もとても勉強になります。魚たちはどうやって餌を食べているのか?私が見学に行った水族館にはタチウオがいませんでしたが…」

 経験を重ねることで独自の指針も得た。

 「いちばん考えるのは、活性が高いか低いかということです。動いているものに魚が食いつくのはやる気があるからで、やる気がない時はいくら動かしても食いつかない。そんな時は止める時間を長くします。とても辛抱がいります。でも、自分を信じて続ければ釣れます」

 2年前の夏、タチウオの自己最高記録となる130センチを釣り上げた。

 「手にした時“重いッ”と思いました。以前はどんな魚を釣っても“釣れた…”という感覚でしたが、今は“釣った!”という感覚があります。運良く釣れたんじゃなく自分の力で釣ったという感覚。番組を始めて7年目にして、自分で考えて釣る楽しみを味わえるようになりました」

 この先に大きな夢がある。

 「釣り人生の目標は自分の身長と同じくらいの魚を釣ることです。私は158センチなので、そのくらいのタチウオを釣るとなると沖縄に行かなくちゃいけない。オキナワオオタチは2メートル級もいるらしい。いつか、それを狙いに行きたいと思っています」

 未来を見据える目に鋭い光があった。

《かば焼きお薦め「ウナギに匹敵」》
 ◯…釣りを始めてから魚料理を作るようになったという太田。タチウオのお薦めは「かば焼き」だそう。「三枚におろし、小麦粉をつけて油で揚げ焼きにします。それを煮詰めたタレの中に浸し、ご飯の上に乗せます。季節によってかなり脂が乗り、ウナギに匹敵するくらいおいしい」とほほ笑んだ。

 ◇太田 唯(おおた・ゆい)1995年(平7)9月25日生まれ、奈良県出身の28歳。2018年から釣り番組「大漁!関東沖釣り爆釣会」にレギュラー出演。22年公開の短編映画「マカリス」に主演。大好きなジブリなどにこだわる自身のYouTubeチャンネルの登録者数は約14万人。

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