×

田中碧 スペイン戦に続く2戦連発へ意欲「試合動かすゴールを」 PK戦は得意?「秘密です」

[ 2022年12月3日 18:30 ]

<日本代表練習>笑顔で練習する田中(中央)=撮影・小海途 良幹
Photo By スポニチ

 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で決勝トーナメントに進出した日本代表のMF田中碧(24=デュッセルドルフ)が3日、オンライン取材に対応。日本初のベスト8入りを懸ける5日(日本時間6日午前0時)の決勝トーナメント1回戦へ向けて「そこの攻防は鍵になる」とクロアチアの中盤を警戒した。

 前回準優勝のクロアチアについて「すごくテクニカルで個人としてもハードワークしてくる。どんな状況にも対応できるのが彼らの良さ。主導権を握るようなチームでもないし、握ろうと思えば握れるけど、ドイツ、スペインのようにではないが、柔軟性にたけている。日本に似ている。簡単な相手ではない」と印象を口に。中盤のモドリッチ(Rマドリード)、ブロゾビッチ(インテル・ミラノ)、コバチッチ(チェルシー)を「チームの核。中盤のクオリティーは世界的に見ても3人はトップクラス」と警戒し、「そこの攻防は鍵になると思っている」と話した。具体的な策については「彼らに時間とスペースを与えないことが重要になる。そこの攻防次第では展開が大きく変わる。そこは一つのキーになると勝手に思ってます」とした。

 大黒柱のモドリッチについては、プレーを参考にしたことがあるという。「ボランチの中でも、どのエリアでもプレーできる選手の象徴。動ける選手、動けるボランチ。得点もとれる。世界的にもトップクラス」と印象を話し、「タイプ的にも広範囲に動くボランチなので、ポジショニングも見ている。アウトサイドのキックは憧れる。ほかの選手とはひと味違うのかな」と続けた。

 スペイン戦の決勝ゴールに続く得点も期待される。田中は「そこは変わらない。ゴールで這い上がってきた部分もある。ゴール以外で満足はいっていないし、物足りなさも感じているが、勝つためにはゴールが必要。この前のような泥臭くても、ミドルみたいな派手でも、試合を動かすゴールは求めていきたい」と意欲。決勝トーナメントでは勝敗がPK戦にもつれ込む場合もあるが、PKが得意かどうかという質問には「PKは…秘密です」と話していた。
 

続きを表示

2022年12月3日のニュース