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前回3位ベルギーまさか…黄金世代“崩壊”幕引き ルカク絶好機でポスト直撃…

[ 2022年12月3日 05:05 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグF組   ベルギー0-0クロアチア ( 2022年12月1日    アハマド・ビン・アリ競技場 )

<クロアチア・ベルギー>再三の好機でゴールネットを揺らすことはできなかったルカク(AP)
Photo By AP

 ベルギーは故障明けで精彩を欠いたルカクら前回3位の「黄金世代」が早すぎる終焉(しゅうえん)を迎えた。クロアチアと0―0で引き分けて勝ち点4で3位敗退。好セーブを連発したGKクルトワは「チャンスはあったが決め切れなかった」と攻撃陣の不調に表情を曇らせた。

 後半から入ったルカクは15分に右足で放った渾身(こんしん)の一撃が右ポストを直撃するなど、4度の絶好機を逸した。不振で先発を外れた主将のE・アザールは42分から登場もシュート0。決戦を前に司令塔デブルイネがチームのピークは過ぎたという趣旨の発言をしたとして物議を醸し、メディアでは内紛も報じられた。選手間で約1時間のミーティングをして話し合ったというが、効果は薄かった。

 ≪モロッコ史上初W杯2勝 強豪抑えて1位通過≫モロッコは初のW杯同一大会複数勝利で、前回準優勝クロアチアと同3位ベルギーを抑え1位通過。胴上げされたレグラギ監督は「歴史をつくった選手は誇り。私を信じてついてきてくれた」と感慨に浸った。開幕3カ月前に選手との確執から解任されたハリルホジッチ前監督時代と対照的に元代表DFの監督と選手は強い信頼で結ばれ、ハキミは「家族のようなチーム。常に彼を信じてやっている」と涙。前監督に追放され、交代後に復帰したジエシュが先制点を挙げるなど大きく貢献した。

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2022年12月3日のニュース