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三笘折り返しのVAR判定に海外でも物議 FIFAに“証拠”の情報公開求める声も

[ 2022年12月3日 05:10 ]

FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組   日本2-1スペイン ( 2022年12月2日    ハリファ国際スタジアム )

〈日本・スペイン〉後半・三笘が折り返したゴールライン際のボール。白線の上にわずかにかかっているように見える(AP)
Photo By AP

 三笘の折り返しでボールがゴールラインを割ったかどうかの微妙なVAR判定は、海外でも物議を醸した。英スカイスポーツ解説者のスーネス氏はFIFAが判定につながる“証拠”を開示するべきと主張。「こんなに議論を呼んでいるもの(証拠)をなぜFIFAは示さないのか。はっきりさせてほしい」と訴えた。英ITVで解説したG・ネビル氏も「プレミアリーグでは全てのVAR映像を見ることができるが、W杯はそうではない」と情報公開を求めた。

 ドイツの放送局ZDF(電子版)は「ミリ単位の判定がドイツを敗退に追いやった」と報道。オーストラリアのヘラルドサン紙は「錯覚が世界を分断した」とラインを割ったように見える角度で撮られた写真が今大会最大の論議を呼ぶ原因になっていると伝えた。

 【スペイン20年前にも悲劇】02年のW杯日韓大会準々決勝、韓国VSスペインは0―0の延長戦、スペインのMFホアキンがゴールラインぎりぎりで上げたクロスをFWモリエンテスがヘディングで決めたが、線を割ったと判定されてノーゴールに。しかし、ビデオ映像ではボールはピッチ内に残っていた。猛抗議も覆らず、スペインはその後PK戦で敗れた。

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