遠藤&冨安　クロアチア戦モドリッチつぶし任せろ!　遠藤「どれだけやれるか期待して」

FIFAワールドカップ（W杯）カタール大会1次リーグE組   日本2－1スペイン （ 2022年12月2日    ハリファ国際スタジアム ）

＜日本・スペイン＞後半、ファティと激しく競り合う遠藤（右は冨安）（撮影・西海　健太郎）
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　日本代表の切り札は攻撃だけじゃない。守備の“ジョーカー”2人が難しいゲームをきっちり締めた。1点リードの状態で途中出場したMF遠藤とDF冨安が、スペイン攻撃陣の同点ゴールを許さなかった。累積警告で板倉が出場停止となるクロアチア戦に向けて遠藤は「モドリッチつぶしは皆さん期待しているところ。どれだけやれるか、つぶせるか期待してほしい」と気を吐いた。

　試合前の3日間、右膝を痛めていた遠藤は、ほぼ練習ができていなかった。直前に回復し強行出場も可能だったが状態は7、8割。決勝トーナメントも見据えて「100％信頼している」という万全の田中に託した。

　後半42分には勝ち越し弾を決めた田中と交代出場。「1点リードしたら任せろと（田中）碧には言っていた。逆に自分が出ていたらあそこで決められたかは分からない。今回は賭けに勝った」と胸を張る。

　右太腿の故障が癒えた冨安も右ウイングバックとして後半23分から2試合ぶりに出場。後半30分にはアルバのサイド突破に体を張って防ぐなど、離脱のブランクを全く感じさせなかった。「20分くらい出られたので良いコンディション調整になった」とクロアチア戦に向けて万全を強調した。

　守備陣にアクシデントが続くが、要の2人が復帰したことで8強入りへの希望も見えてきた。次戦はフル出場が見込まれる遠藤は「堅いチームだし、良いチームなのは分かっている。良い準備をしたい」と決戦に備えている。