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柴崎岳 次戦のコスタリカは「どんなモチベーションでくるか想像できない」

[ 2022年11月25日 02:20 ]

柴崎岳
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 FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組の日本代表は歴史的な逆転勝利を収めたドイツ戦から一夜明けた24日、MF柴崎岳(30=レガネス)が練習後に取材に応じた。

 ――次戦のコスタリカ戦について
 勝利のあと、森保監督もキャプテンも言ってましたけど、この勝利を役立てないといけないので、次のコスタリカ戦が重要になってくる。勝利を無駄にしないためにもいい流れを継続して次戦に向かっていければ。

 ――ドイツ戦、前半から後半に巻き返した
 声かけは特にしてないですけど、0―1は想定の範囲内だったのは間違いないことで、ただ前半の内容は良くなかったので、何かしら変えないと攻勢には回れないと監督が判断して、徐々に流れを持って行って、途中の交代策も出た選手がいい準備をして、たくみもいい入りから点を取ろうという気概も感じられたし、律もそうだし、たくまもそうだし、途中から入った選手が勢いをもたらすのは非常に大事なので、試合前もベンチワークが大事になると話したが、まさにそれを体現してくれた。これは続けていくべき流れだと思う。改善点もあるが、そこはW杯初戦の流れにドイツが上手く対応できなかったと考えられるが、運みたいなものを重なって掴んだ勝利だと思う。

 ――ゴール、鎌田はボールを触らなかったがニアに入って引きつけた
 組む相手にもよるでしょうね。大地と航だったら大地が前に行くことになるでしょうし、あのシーンは枚数をかけていて相手もどこについたらいいか分からないというところだったので、あそこでシュート気味のクロスを打ったたくみもそうだし、すごくいいシーンだったと思う。

 ――0―1でなぜ大丈夫と思えたか
 いろんな想定はできた。勝ってる状況も0―0の状況のまま進むこともある。いろんな状況を考えた中で0―1も考えていて、一つは想定していたことの準備はできていた部分と、初戦ということもあって、終盤になればなるほどドイツにも緊張感は生まれるし、ナーバスになっている部分でミスを拾って、点につなげられる可能性がある。トータルで90分を考えた中で0―1でも大丈夫という考えにつながったと思う。

 ――日本サッカーの成長
 これを成長と捉えるかというと、そうとも言えるし、よく日本では失点した後や得点した後に隙があったり、トーンダウンしてしまう風潮もあったと思うが、今はいろんな経験をした選手がいるし、仮にビハインドになってもその後の試合の流れだったり、耐える時間だったり、試合がどう進んで行くかを想像できる人が多くなったこともいいチームだなと思う。

 ――4年に1度の祭典で日本がどういうチームなのかを表現できればいい、と
 大地がなんかのコメントで読んだが、前半あの戦いで後半もあのままだったら恥ずかしいというコメントを見たが、まさにあのままだったら何しに来たんだと。日本がどういう戦いをW杯で見せるのかという時に、スピリットの部分で、後半に覆して結果につなげられたのは日本が見せるべき姿だとベンチで見て思っていた。

 ――コスタリカ戦、中盤でイメージすること
コスタリカもスペインにあんな展開になって、どんなモチベーションでくるか想像できないし、ただドイツとはまた違った毛色の試合になるのは間違いないかなという中で、親善試合ではコスタリカとやってりイメージはあると思うが、W杯の舞台は全然違うので、これは公式戦でいろんな緊張感や思惑がお互いにある中で、ゲームコントロールはドイツの時よりしないといけない。チーム全体としてもそうだし、いろいろ考えてはいるんですけど、そういう試合になるかなと思う。

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2022年11月24日のニュース